死んでもずっと友達だよ

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まだ誰も口にはしていないけど、私はもう気づいている。




和也のそばには、いつも香澄がいることを……。




バスケ部の練習を見ている私は、和也と香澄が好き同士であることに気づいてしまう。




和也と香澄が目を合わせて、笑っているとき、私はどうしょうもないくらいに嫉妬にかられる。




私は香澄になりたい。




私の夢が一つだけ叶うならば、私は香澄になって、今とは違う人生を歩みたい。




私が和也でも、きっと香澄を好きになるから……。




香澄は私の憧れ……。




でも私は、香澄が放つまばゆい光が憎い。




私の未来には暗闇しかないから……。