でもそのとき、夏希の氷のように冷たい手が、私の肩をポンと叩いた。




私はそのことにドキリとして、心臓が飛び跳ねた。




〈 何で夏希の手は、こんなにも冷たいの?

まるで氷みたい……。

おかしいわ!

こんなのって、絶対に変よ! 〉




「香澄、私ね、一人でさみしいの……。

だから香澄も私のところに来なよ……」




私は夏希のその言葉に、凍りついた。




夏希が私を誘っている場所って、一体、どこ?