願いは叶う

「出ていけ!」


私たちは、悪霊たちをにらみつけ、腹の底から低い声を出した。


「出ていけ、悪霊ども。

ここはお前たちが来る場所じゃない。

ここは、私たちの大切な場所なの!」


私がそう声を張り上げたとき、棚の上から調味料が次々と落ちてきて、床の上に散らばった。


「止めなさい!

もうすぐ約束の時間なの。

私には、あなたたちとは違って、大切な人との約束があるの。

あなたたちは、邪魔よ!」


悪霊たちは、私の言葉を無視するように、不気味な笑い声を部屋に響かせ、その笑い声に合わせるように、テレビ台の上にあった液晶テレビが勢いよく倒れ、床の上に転がった。