願いは叶う

〈 殺してやる…… 〉


私はそう思って、再び果物ナイフを強く握りしめ、ゆっくりと立ち上がった。


〈 私の未来に立ち塞がろうとする悪霊たち、私の邪魔をするなら、もう一度、殺してやる! 〉


私は悪霊たちをにらみつけ、田所光江に斬りかかった。


私は、田所光江の顔を思いっきり切り裂いたつもりだったが、果物ナイフはまたしても空を斬り、私の手には、何の衝撃も残らなかった。


そして次の瞬間、誰かが私の頭を押さえつけ、私を床に投げつけた。


私は勢いよく床に倒れ、またしても床に這いつくばった。


私の背後から、悪霊たちの不気味な笑い声が聞こえてきた。


私は、この世の人ではない悪霊たちに対して、無力なのかしら?


私は、悪霊たちの思うままに、なぶられるだけなのかしら?