願いは叶う

「アハハハハハ」


「フフフフフフ」


「キャハハハハ」


不気味な笑い声の三重奏が、私の心を逆撫でし、苛立たせた。


私は、人から笑われたくない。


私は、みじめだった自分から卒業して、今までとは違う人生を歩み始めていたはずだった。


人を不幸せにしてまで、自分だけが幸せになりたいのですか?


そんなきれいごとを耳にする度に、私はヘドが出る思いがして、偽善者たちを憎んだ。


そんなモラリストを気取った人間に、私は心の底から、私の本心を言ってやりたかった。


私は、一万人の幸せを犠牲にしても、自分の願いを叶えたい。


私はいつでも、どんなときでも、自分の願いを叶えることだけを考えて生きてきた。


貧しさに耐え、未来に絶望し、手に入れることができるかもしれないたくさんのことをあきらめながら、清く正しく生きてみて、ただいたずらに歳を重ね、若さを失い、後悔しながら生きていくのならば、私は自ら進んで罪を犯したい。


越えてはならないその一線を、私は堂々と踏み越えていきたい。


誰もが口にしたくても言えない真実。


自分の幸せだけが正義だと、私は思い続けて生きてきた。


だから私は、悪くない。


悪いのは、私との戦いに負けたあなたたち……。