願いは叶う

〈 もう一度、殺してやる! 〉


私はそう思い、悪霊たちをにらみつけた。


〈 百合子に手を出すなんて!

私は、お前たちを許せない! 〉


「アハハハハハ」


「フフフフフフ」


「キャハハハハ」


悪霊たちの不気味な笑い声が、重なりあって、部屋の中でこだました。


〈 何がおかしいの? 〉


私は手にしていた果物ナイフを強く握りしめた。


〈 私が不幸せだと、楽しいの?

私がつらくて苦しいと、あなたたちはうれしいの? 〉


「アハハハハハ」


「フフフフフフ」


「キャハハハハ」


〈 笑うな!

私を馬鹿にするな!

お前たちに私の何がわかる?

何の悲しみも苦しみも絶望も知らなかったお前たちが……。

普通に生きているだけで幸せを手にしていたお前たちが…… 〉