願いは叶う

私は、怒りにまかせ、棚の上にあった花瓶を悪霊たちに投げつけた。


すると、悪霊の顔に当たったはずの花瓶は、悪霊の顔をすり抜け、ガチャンと大きな音を立てて、壁にぶつかり、砕け散った。


私が我を忘れて、肩で息をしていると、悪霊たちの不気味な笑い声が、部屋の中でこだました。


〈 笑うな! 〉


私の体は、怒りでワナワナと震えていた。


〈 笑うな! 死人ども!

私の大切な人たちに関わるな!

私の目の前に姿を現すな! 〉


私は、悪霊たちに殺意を抱きながら、棚の上にあった果物ナイフを手に取った。