願いは叶う

百合子は武士に渡された弁当を食べながら、もう、しばらく会っていないクラスメイトのことを思った。


みんなに会いたい。


話をしてみたい。


百合子の中で、そんな気持ちが、少しずつ膨れ上がってきていた。


〈 いつまでも今のままじゃ駄目。

そんなことは、私にだってわかっている。

でも…… 〉


少しずつでもいいから、今の自分の生活を正していきたいと、百合子は心の中で思っていた。


そして、もう一度友だちに会って、笑って話したい。


きっと自分には、できるはずだから。


以前の自分には、出来ていたことだから。