願いは叶う

〈 そんなこと認めない 〉


私は下を向き、じっとテーブルを見つめながら思った。


〈 私はあの恵まれない女の子に魔法をかけて、幸せにしてあげたかった。

私は、ずっとそのことだけを考えて生きてきた 〉


私は、近所の公園で、うなだれて泣いていたあの日のことを思い返した。


深い悲しみに包まれながら、いつの日か未来を変えてやろうと思ったあの日のことを思い返した。


私は、たった一つのことだけを強く心の中で願い続けた。


〈 あの寺田小夜子を幸せにしてあげたい。 

あの子をまるで、おとぎ話のヒロインのようにしてあげたい 〉


それはまるで夢のような話であったが、私はそのことを真剣に願い続けた。


願いは叶うと、私はずっと信じてたから。