願いは叶う

吐き気が収まると、私はよろけるように立ち上がり、フラフラとキッチンの方へ歩いて行き、冷蔵庫を開け、冷たいビールを手に取った。


毎日を無駄に過ごしていることに私は気づいていたが、私の弱い心は、前向きな生き方を拒んでいた。


私が今まで大切にしてきたものは、跡形もなく崩れ去り、もう元の形を取り戻すことは不可能だった。


私は、酒に酔って目をつぶり、自分が一番幸せだった頃を思い出して、時間を過ごした。


もう未来には、私の幸せはなかった。


だから私は、過去に閉じこもった。


そこが私の一番安らげる場所だったから……。