願いは叶う

私は、震える体に力を込めて立ち上がった。


〈 追い出さなくては…… 〉


私の膝は壊れたおもちゃのようにカタカタと震え、立っていることが難しかった。


〈 私たちのこの大切な場所から、あの悪霊たちを! 〉


私は百合子を部屋に残し、キッチンに向かった。


キッチンには、私が以前に買った浄化の塩が置いてある。


浄化の塩で、私はこの家から悪霊を追い出してやる。


私は階段の手摺りにしがみつき、一歩一歩、震える足で階段を下りていった。


私は内心、恐ろしくて仕方がなかった。


本当は、逃げだしたい。


助けを求めたい。


泣き崩れて、うずくまっていたい。


でも私は、戦わなければならない。


この家は、私の大切な宝物だから……。