願いは叶う

私は耳を澄まし、入り口のドアの向こう側の様子をを必死に探っていた。


激しく窓を叩く雨音、それに混じって、悪霊の声が聞こえやしないかと……。


私は正直、恐ろしかった。


人一倍、気の強い私であったのだけれども、悪霊たちにどうやって立ち向かっていけばいいのか、わからなかった。


『決して……、許さない……』


激しい雨音に混じって、微かなその声が、私の耳に飛び込んできた。


私は、その声にゾッとして体が震えた。


『お前の罪は……、消えない……』


私は、思わず耳を塞いだ。


これが悪夢なら、早く夢から覚めて欲しかった。


そのとき、入り口のドアがゆっくりと開き出した。


私は、ドアが開いていく様子を見つめながら、恐ろしさに顔を歪め、ありったけの声で悲鳴を上げた。