願いは叶う

私がリビングの入り口から、中の様子を覗き込もうとしたとき、私の鼓動はしだいに早くなり、息が苦しくなった。


もしかしたら、そこには、私がいて欲しくないと思う誰かがいるかもしれなかった。


私は覚悟を決め、そっとリビングを覗き込んだ。


薄暗く、しんと静まり返ったリビングは、不気味であったが、私の予想に反して、そこには誰もいなかった。


私はそのことにホッとして、リビング内に足を踏み入れたが、その瞬間、やはりいつもは感じることのない違和感を体中が感じていた。


私はリビングの入り口で立ち止まり、目をゆっくりと部屋の隅から隅へと動かした。