「隣町?」
遙香も近くの椅子に腰かけて尋ねた。

「うん。クラス全員皆殺しだったらしいよ~」

「ああ、それって3年前に起きたやつでしょ。でも、それはガス爆発が原因でしょう?」
遙香が宙に目をやりながら言った。


その事故なら知っている。

クラスでガス爆発が起きて、たくさんの人が死んだっていうウワサ。

詳しくは知らないけれど。

「だーかーらぁ。それが呪いだったの。報道規制であんまりテレビでもやらなかったけど、全部復讐だったんだって!」

「いい加減にしなさい」

ほんと、遙香はお母さんみたい。


でも……。


あたしには『復讐』っていう言葉だけが、やたら心に残っていた。


もし復讐ができるなら、相手は……。