学校について3階へ上がる。

たわいない話も、あたしにとっては心の休まる時間。

廊下を歩いていると、教室から瑠奈が飛び出して来た。

あたしの顔を見ると、驚いた表情を見せて走ってくる。

「おはよう」
そう言うあたしの腕を瑠奈はつかんだ。

思ったより強い力にあたしは、
「え? なに?」
と、軽くそれをほどいた。

「純子、大変だよ!」

「どうしたのよ」
そう言いながらもあたしたちは歩く。

このときまで、まだあたしは笑っていた。

「瑠奈、どうしたの?」
遙香があくびをしながら言う。