「何時から寝てるの?」


「えーっと、ここに戻ってきたのが2時くらいで、それから酒飲んだりして4時くらい?」


「……」


あたしなんて、9時頃から寝てたのに。


そう考えると、大翔は全然寝過ぎじゃない。


……でもそれは言うのをやめておこう。


「なんでここで寝てるの?」


ソファで寝てるのを不思議に思う。


「烈さんにベッド取られたんだよ。旬は琉聖さんに」


「え?烈さんたち泊まったの?」


「うん。2人が泊る時は、俺らはここに追いやられるんだよな」


"な"で、長い脚を旬の体に蹴りいれると、旬の体がビクンと動いた。


「ん……うーん…ふわぁ~」


大翔と同じ反応で目を開けた旬は、まだ寝足りなさそうに、大きな欠伸をする。