極彩色のクオーレ






「そこ!イチャついてる場合じゃないだろ!?


イチャつくなら追っ手が来ないところまで逃げてからゆっくりしろよ!


そんなにボクの爆弾食らいたいの!?」


「ぎ、ギベオン落ち着いて……」



ギベオンの怒声が飛び、怒った顔つきでいたセドナは目を白黒させる。


本当に投げようと爆弾を構えているギベオンの腕を、ケセラが真っ青になって捕まえていた。


慌てた様子でティファニーが離れ、目隠しの下に滲んだ涙を拭う。


改めてセドナはティファニーの全身を見て、頬の他に目立った外傷がないことを確認した。



(……ティファニーの顔に傷をつけやがったやつは絶対にぶん殴る)



音が鳴るまで拳を握りしめながら胸中でそう誓ったのは言うまでもない。



ニコは先に牡鹿に跨り、セドナがティファニーを抱き抱えてその後ろに座った。



「セイクリッドたちがギベオンに妨害されているうちに逃げるぞ」


「どこへ逃げればいいんですか?」


「……しまった、どうやって助けるかばかりで、助けた後のこと何にも考えてなかったな」


「ルースに戻って!」