ファンタジー
完
- 作品番号
- 1178865
- 最終更新
- 2017/10/11
- 総文字数
- 206,912
- ページ数
- 376ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 250,377
- いいね数
- 0
骨董品店を営む祖父と暮らす思葉は『観える』女子高生
しかし観えるのは霊的なものではなかった
そんな彼女のもとにある日、廃神社に残されていた太刀が引き取られる
刃こぼれしていないのが奇跡なほど古いその太刀は、魂と『霧雨玖皎』の名を持つ妖刀だった
「おい小娘、おれの声が聴こえるのか?」
「うそ、あんた喋れるの?」
妙に人間臭い妖刀と過ごすなか、店に更に厄介な物が預けられてしまう
巻き込まれていく思葉の運命は……
「大丈夫、幽霊は死んだ人間だから生きた人間より強いわけがないよ」
「何言ってるんだ、相手は人間じゃないぞ。ついでに言うと死んでもいないからな」
「えっ」
女子高生
&
日本刀
の
王道(?)組み合わせ和風ファンタジー
*若干ホラー要素を含みます╭(°A°`)╮*
*でもそんな怖くないです、多分╭(°A°`)╮*
*若干の流血・残酷描写が入ります╭(°A°`)╮*
*でも気にするほどじゃないです╭(°A°`)╮*
*「大体こんな感じだろ」で書いております故
どこか間違っていたらごめんなさい╭(°A°`)╮*
*史実の出来事・人物・集団がフレーバー程度に出ますがすべてフィクションです*
―――――
氷月あや さま
素敵なレビュー感謝です!
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✧2015.5.3 おまけ後日談『花』追加しました✧
✧ベリカジャンル別ランキング最高6位!!(感涙)
ありがとうございます!!ひとえに読者の皆さまのお陰です!!!✧
この作品のレビュー
骨董品屋の孫娘、思葉(ことは)は、「観える」体質の持ち主。 幼いころ、両親からも気味悪がられて孤独を味わったため、対人関係には少し臆病なところがある。 そんな思葉のもとへ、古い神社からやって来たのは、魂を持つ妖刀の霧雨玖皎(きりさめ・くしろ)。 安倍晴明とゆかりのある、御年一千歳を超える玖皎は、意外にも好奇心旺盛で平成の世に興味津々。 ウォークマンで音楽を聴いたりパソコンでテレビを観たり、と刀の姿なりに楽しんでいる。 少し口が悪いところもあるけれど、次第に思葉と打ち解けてくる。 そして二人(一人と一振り?)が出くわしたのは、女の怨念が宿った古道具。 息詰まる戦いの末、思葉がたどり着く「彼女」の真の姿とは? ちょっととぼけた思葉とナイスガイな玖皎のやり取りが微笑ましいです。 普段の玖皎が不器用ながら優しい分、ますます、彼が抱えた過去の「罪」、「護る」という言葉の重みが、胸に響きます。
この作品の感想ノート
氷月あやさん
初めまして♪
最後までお読みくださりありがとうございます!
こんなに嬉しい感想だけでなくレビューまで……もう感涙です。・゚・(ノД`)・゚・。
しかも『極彩色のクオーレ』まで読んでくださっているとは!
本当に有り難いです(*´ω`*)
実はわたしも玖皎は刀の姿になってるときの方が好きなんです(笑)
あんなお爺さんのかわいいところに気付いていただけて、生みの親としては喜ばしいことです(^ω^)
思葉や琴の言動も彼女らに寄り添って悩んだところでしたので、そのように言ってもらえて本当に嬉しいです♡
改めて、感想&素敵なレビューありがとうございました!!
初めまして。
最近、和風ファンタジーにハマっている者です。
『妖刀奇譚』、とてもおもしろかったです!
玖皎の、刀としてのカッコよさに惚れ惚れしました。
もう一方の姿も素敵なんですが。
好奇心旺盛で、ウォークマン聴いてて、口が悪くて、実は強い、でも動けない……カッコいい、そしてカワイイ!
付喪神に触れた思葉の言動、一千年の間じっと見守り続けた琴の一途さ、端々でスパイスを効かせる永近の存在感、すべて素敵でした。
『極彩色のクオーレ』も本棚に入れさせていただいているのですが、『妖刀奇譚』を先に読ませていただきました。
素敵な作品を、ありがとうございました。
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