「とにかく、早くあいつらをどうにかすんぞ。
あっちはきっと精鋭揃いだろうから、中途半端な作戦じゃ失敗するぜ」
「向こうの意表を突いて、尚且つ行動不能な状態にしないとボクらに勝ち目はないもんね」
すぐに機嫌を直したギベオンが、一匹のコルルをくしゃくしゃに撫でながら考えを巡らした。
この切り替えの速さが彼女の長所である。
「……意表を突くってことは、あの人たちをびっくりさせればいいってことなんだよね?」
「そうだよ、そんくらい確認しなくても理解しろよな。
あと、簡単に言ってるけどけっこう無理難題だぜ」
ケセラは恐る恐る尋ねたが、ギベオンに悪態をたっぷりつかれて一瞬だけ怯んだ。
だが、服をきゅっと掴んで泣きそうになるのをこらえるだけに留まった。
(またギベオンはあんな言い方しやがって。
子供かよ……ああ、子供だったな。変なところで頑固な奴だな)
セドナはギベオンの脳天にげんこつを落とした。
女扱いするなと言われているので手加減はもちろんしない。
「いてっ、何すんだよ」
「少しはムダに人をけなさない言い方考えろ、そんなひねくれた言い回し考える暇あったら、あいつらをどうにかする方法を考えろよ。
どうすりゃ相手の度肝を抜けるか、お前の得意分野なお題だろ?」
「こっ、コルルたちは?
コルルたちに光ってもらって目潰しにするのってダメかなあ?
この間キマイレナを捕まえたときはうまくいったよ」


