極彩色のクオーレ






いきり立つセドナを押さえて、ニコはギベオンの爆弾に目を向けた。


それから、周りにいるコルルたちを見回す。


ギベオンが顎を引いた。



「……なんだよ、さっきから真顔でジロジロ見てきて」


「あ、いえ、これからどうやってティファニーを助け出せばいいのかと思ったんですけど……。


やっぱり無理ですね、何もひらめきません」



ケセラが思い出したように手のひらの上にぽんと反対の手の拳をのせた。



「そっか、ニコさんは模倣やアレンジはできても、1から発想するのはできないんだったよね」


「はい」


「そういえば、前にボクの家で色々見せてもらった時にそんな話してたっけ。


……でも普段のお前見てたら、そんくらいひょいひょい出来そうな気もするけどなあ」


「人型のゴーレムは所詮人間の模造品ですからね。


どんなに人間に似せても、人間になることは出来ませんから」


「おお、何か哲学っぽいこと言うんだな。


もしかしてそれも誰かの受け売りか?」


「話脱線するからそこまでにしろ。


呑気に談笑してる場合じゃねえからな!」



セドナは舌打ち混じりにニコの方へ身を乗り出したギベオンの頭を殴って話を強制的に終わらせた。


ギッと睨んでくる彼女を無視して、遠ざかっていくセイクリッドたちへ顎をしゃくる。