極彩色のクオーレ






先にコルルたちが臭いでケセラが戻ってきたことに気付き、その様子を見たギベオンが立ち止まって振り返った。



「ぎ、ギベオン、お待たせ。


遅くなってごめんね、ニコさんたち連れてきたよ」



ごんっ



「あうっ」



そして、どういうわけか表情を変えないでケセラを殴った。


ケセラは殴られた額をさすって、泣きそうな目つきでギベオンを睨む。



「な、なんで殴るの〜?」


「あ?なんだよ悪い?文句あんの?」



自分の何十倍もきつい目つきで睨み返され、ケセラはすぐに睨むのをやめて首を竦めた。


そこへデシン含めた他のコルルたちが集まり、一斉にギベオンに向かって威嚇する。


その近くに降りたセドナがにやっと笑いながらケセラの頭を撫でた。



「ギベオンは急に俺らが近づいてきたからビクついて、それを誤魔化すためにお前を殴ったんだよ」


「なに意味分かんないこと言ってんだよセドナ。


ボクはただ呼んでくるだけのお使いにどんだけ時間かかってんだって叱ったんだよ。


ビビったとか本当にわけ分かんない、そんなにボク特製の爆弾食らいたいの?」



早口で一気にまくしたて、ポケットから小さなタマネギの形をした爆弾を取り出したギベオンを、セドナはどうどうとなだめた。


形状を見ただけで、食らったらどんな目に遭うのかは簡単に予想できる。