極彩色のクオーレ






「セイクリッドとグルになってる奴を探すのよ。


ケセラの聞いてきた話だと、ここにも足止め係はいるみたいだしね。


そいつを捕まえて、あいつに何を吹き込まれたのかたっぷり吐かせてやるのよ。


ついでにこの先の計画とか企みとか、そういう情報収集もできたらいいわね」



リビアの笑顔が深まる。


とても可愛らしいはずなのに、ゾッとするのは何故だろうか。



(あっ、これはやべえ)


(リビアが本気だ……死人出たらどうしよう)



「おっ、おい!お前ら!」



タンザとハックが揃って同じ心配をしたとき、親方が四人のもとにたどり着いた。


弾む呼吸も整えることなく、傍に立っていたハックに掴みかかる勢いで問う。



「なななな何すか!?」


「お前ら、ニコはどうした!?セドナは!?」


「ちょ、近いですって!


ニコたちなら、あー……よ、用事を思い出してクラウンに行きました。


ティファニーの家に」



最後はわざと、ティファニーの名前を出してみた。


すると親方の顔色がみるみる変わった。


ハックの胸ぐらを掴んで揺さぶる。



「何で止めなかったんだ!


あいつらが森へ行かねえように足止めしとけって話だったろ!?」


「はい?」


「とぼけんじゃねえよ、忘れたのか!?


ボルダーとキマーダから聞いているだろ、今日の昼間にセイクリッド王子が化け物を始末しに行くから、そのときにあいつらと鉢合わせしねえようにここから離れさせるなって!」