蒼に言われて、あたしは挨拶の内容を考え始めた 「初、用意できた」 蒼の言葉で1階に降りて、みんなの前へ歩いていく そして息を軽く吐いて前を見る 「あたしは、桐里初です。迷惑もたくさんかけると思います。でも、いっぱい話しかけてください。呼び方も初って呼んでください。よろしくお願いしますっ!!」 そう言って、思いっきり頭を下げる やがて、たくさんの拍手に包まれた 顔を上げると、蒼があたしを呼んでいるのが見えたので、もう一度頭を下げてから蒼のもとへ戻った