ユニフォームは、藍色にアメックスグリーンでチーム名とナンバーが入ったデザイン。


英語のスペルで『snake aubade』とチーム名が胸元に緩やかな曲線で描かれて、それは蛇をモチーフにしたデザインの文字。文字の外側にはシルバーの縁も型どられている。


その、同じ蛇をモチーフにしたデザインで、背中にはそれぞれのナンバーが入っている。


ハーシーは『84』番。読んだままそのナンバーである。


リッコは『4』番。特に意味はないらしいが、デザインに矢が入っていたのがお気に入りのようでこれに。


マカロンは『777』番。ラッキーセブンだと無表情ながら喜んでいた。


そして俺は『0』番。ラブというあだ名から、イツがこのナンバーをごり押ししてきてリッコ達からの賛同もあり決定に。


十字架に巻き付くように蛇が自らの尾を噛むデザインで入ったこの自分のナンバーが、完成した時はときめいたものだ。


「なーんか、思った以上に本格的だな」


「当たり前じゃない!きっかけはただの言い合いからだけど、あの強豪校剣里と対決出来るなんて良い機会よ!本場までそう時間もないからね」


うちの司令塔はやはり、頭の切れる最高の女である。改めてそう実感した。