恋愛(キケン・ダーク・不良)
完

- 作品番号
- 973544
- 最終更新
- 2016/06/07
- 総文字数
- 11,777
- ページ数
- 30ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 7,817
- いいね数
- 0
きみが儚げにつぶやいた
あの日もこんな冬だった
******************************
かじかんだ手を あたためて
きみの笑顔の 理由になりたい
******************************
だからきみに伝えるよ
世界中で使い古された
恋の言葉を、放課後に
ーーーーーーーーー
原作: KIMORI
執筆:颯希
/.*コラボ企画*.\
テーマ:冬
20131230
ーーーーーーーーー
素敵なレビューを
ありがとうございます+º
KIMORIさま / 春川 メルさま
MEME.さま
弱いナイショもまちがいも
後悔したならだいじょうぶ
雪と一緒に溶かしてゆこう
目次
この作品のレビュー
彼は、やさしくて、人が集まって、思いやりのある人だった。
だけど、わたしは見てしまった。
窓の外を見る、彼の寂しそうな横顔を。
「…わたしが、許すよ」
不安定な、寂しい、悲しい、宏くんを
優しい、暖かい、わたしの恋が温める。
寒い冬に、冷たい過去を、二人で温める。
***
KIMORIが原作ということで、「さすがだなぁ~!」と納得しながら読ませてもらいました。
世界観が、KIMORIそのもの。
そして、青春をかくにはもってこいの颯希の文章力がその世界をひきたてている。
すばらしいコラボレーションだとおもいます。
「宏くんを、わたしが許す」と言った、ちとせちゃんのこの一言がとても好きです。
とても、あたたかい。ほっこりする。
これから、二人は幸せに手をつないで二人で歩んで行って欲しいです。
とても、すてき。
ぜひご一読を。
あの日、消えてしまいそうな彼をつなぎとめるように、彼の名前を呼んだ。
「……茶倉になら、いいかもなあ」
白くて、やわらかい雪が降る中。
そうつぶやいた彼の口から紡がれたのは、思いもよらないくろくてにがい過去の話。
だけど、でも。
そんな彼を、あたためてあげたいって、思ったの。
そんな彼でも、すきだなあって、思ったの。
ねぇ、だから。
君が凍えてしまう前に、わたしもそれを、背負っていきたい。
自分のことが許せない君を、わたしが代わりに許してあげたい。
いつか大人になって、“あのときはこどもだったな”って、笑えるときが来る日まで。
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寒い冬に、心がほわんとあたたかくなるお話です。
新しいふたりが生まれたばかりの放課後を、ぜひ1度、覗いてみてください。
この作品の感想ノート
▼春川 メル サマ
はじめまして!うおおお、素敵すぎるきれいなレビューに書き込み…! ありがとうございます!!\('ω'*)/
なななんと!春川さんの名前を以前から知っておりますし、本棚にいっぱい入ってるので……!レビューにお名前見つけてすんごくびっくりしました、感激です。素敵なレビュー、うれしいです。(´;ω;`)
その言葉、自分の中で特に大切にしたフレーズだったので注目してくださってうれしいです(*^^*) きっとふたりは手をつないで身寄せ合ってこれからゆっくり歩んで行くのだと思います。
上手くコラボレーションできてたでしょうか(´;ω;`) それ、すごくうれしいお言葉です……うれしいです(´;ω;`)よかった!
うれしいお言葉いっぱいありがとうございました!(´>ω<`)わたしもチキン発動してないで春川さんのところにおじゃまさせていただきますね!(*´゚ω゚`*)
はじめましてこんにちは、春川と申します(*^^*)
素敵すぎるお話に、思わずレビューを書かせていただきました(笑)
苦い過去を持つ宏くんも、その過去に触れて彼を許したいと言ったちとせちゃんも、すごくいとしいです。
いつか『あのときはこどもだったな』って笑えるときが来る日まで、ふたりにはずっと仲良しでいて欲しい。
執筆した颯希さんの良さも、原作者のKIMORIさんの良さも、ぎゅぎゅっと詰まった作品だと思いました…!
とても素敵なお話、ありがとうございます*
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