ある夜ベッドの中で
ハニーが言った。
「私は君との
中途半端な恋を
終わらせたいんだ」
「……え?」
なんて
驚いてみせたけど
実は判ってた
ハニーは
僕より十歳年上だ
もし、ちゃんとした
家庭を築き
子供を作って
暮らすのなら
僕との関係は
もう
終わりにした方が良い
けれども
僕は
ハニーを愛してたから
どうしても
心の整理がつかなくて
不覚にも
泣きだしそうになった。
そんな僕に
ハニーは笑う。
「……だから、さ。
籍入れよう」
「……は?」
……
無理!
絶対、無~理~!
少なくとも
日本の法律では。
だって、僕たち
二人とも
男なんだもんっっ!
絶叫する僕を無視して
ハニーは
とっとと手続きを済ませて
僕を家族にしてしまうと
嬉しそうに言いやがった。
「お次はハネムーンだよ
螢(ほたる)君。
オーストラリアで
良いよな?
今だったら南半球の
クリスマスが見られるぞ」
……マジですか?
☆★☆★☆
総文字数/130085
本当にあった話
……かどうかは
ひ・み・つ(^_-)☆
『僕』と『ハニー』の
物語。
ちょっと
特殊な恋ですが
読んでもらえると
嬉しいです♪
★★★
サンクス・レビュー♪
佳歩 さま
bikke さま
nekoneko さま
愛音* さま
北川実亜さま
あいの ひかりさま
結城 龍之介さま
パペットさま
小松ヤコさま