彼の瞳を見た時、まるで星のように綺麗な目だと思った。
彼女の瞳を見た時、悲しい表情を内に秘めていると思った。
どんなに言い寄られても、絶対に振り向かない。恋はしない。私が幸せになるなんて、おこがましいにも程がある。
絶対に振り向かせる。これはきっと運命だ。何故そう思ったのか説明なんてできない。だけど、そういうのを「運命」って言うんでしょ?
「いい加減離れてください。あたしはFBIに協力はしますけど、あなたと特別親しい関係になる気は毛頭ありません!」
「そんなこと言わないでよ。まあ、素直になれないツンデレなお姫様も可愛いけど?」
「誰がツンデレですか!!」
「怒った顔も可愛いなんて、本当に天使だね〜」
恋をしないと決めた女子大学生と、彼女を落とすと決めたFBI捜査官、二人の結末は果たしてどうなるのかーーー。