「あ、あの....私の彼氏になってもらえませんか!?」
私はたまたま公園で出会った男の子に、彼氏になってくれとお願いした。
───それは中学生時代の友達から言われた一言。
「未だに季澄って彼氏いないでしょ?」
そう言われて図星だった私は、ただ悔しくて
「わ、私だって...彼氏くらいいるよ!」
勢いでついてしまった嘘。
その嘘を信じさせるために、ある人に彼氏になってほしいとお願いしたんだ。
私のわがままで彼氏役として付き合ってくれた
優しい彼
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下平 季澄<シモヒラ キスミ>
(17)彼氏いない歴=年齢
明るくて優しいオタク女子
×
三宅 蒼都<ミヤケ アオト>
(17)優しくて少し意地悪
季澄の彼氏(仮)
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私のわがままでお願いした彼氏は、
とっても優しくて少し意地悪な
イケメンすぎる男の子でした──
「ねぇ、俺のこと名前で呼んでくれないの?」
「何してほしいか言ってくれないと分からないよ?」
「.....少し、嫉妬しただけ」
彼は彼氏(仮)でこの恋愛も偽装だって分かってるのに
甘くて優しくて意地悪な彼にどんどん惹かれていく───
募った思いはとめられない
もう偽装恋愛なんて嫌
私の本物の彼氏になってくれますか──?
「.....ごめん、季澄」
(C)Mizuki Yasui
ケータイ小説 野いちご

作品番号
1666752
最終更新日
2022/7/24
【完】彼氏(仮)とあま~い偽装恋愛
安井 瑞稀/著
ジャンル/恋愛(その他)
301ページ 完
PV数/299,132・総文字数/101,008