高校生になったら誰でも彼氏ができるものだと中学生の頃の私は思ってた。



だけど実際はそんなに容易くはいかないんだなと実感した。



ちょうど近くの公園にたどり着いたので、空いているベンチに座った。



そして見渡すと遊具で遊ぶ子ども達がいた。



小さな男の子と女の子の2人。



とってもかわいらしい笑顔の2人で、まだ小学生低学年か幼稚園くらいかな。



お互いに好き同士なんだろうなということが見ていて分かる。



きっと大きくなった時にお互いの存在が励ましになったり、支えてくれるものになるんだろうな。



その子達は親の人に呼ばれて行ってしまった。



小さな公園には私1人だけとなる。



生ぬるい風が吹き抜けていく。