口を開けば文句ばかりで
女嫌いなきみのこと
最初はすごく苦手だった
それなのに
いつの間にこんなに
好きになっていたんだろう
隠して
押し込めて
秘めたはずのきみへの想いは
何年経っても
『好き』以外、見つからない。
今でも私は
きみのことが好きです
2020.03.14〜2020.04.07
*2020年11月25日*
\単行本にて書籍化/
好評発売中
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余命5年と宣告された高1の葵は、家を飛び出してきた夜の街で、同い年の咲と出会う。その場限りの関係だからと、気軽に余命のことを打ち明けた葵。ところが、学校で彼と運命的な再会をして…。友達づくりもうまくいかない葵に、咲は「葵らしく今のままでいろよ」と言ってくれた。ぶっきらぼうに見えて優しい彼に葵は惹かれるが、余命は刻一刻と近づく。恋心にフタをしようとするけれど、「どうしようもなく葵が好きだ」「俺にだけは弱さを見せろよ」とまっすぐに想いを伝える咲に心を揺さぶられ――。