『知り合いのお家にお世話になることになったから』
始まりは、ママのそんなセリフからだった。
『この機会に克服しちゃえばいいじゃない』
男嫌いの私が……。
『え、 須永希夜って特進クラスの王子様じゃん!』
まさか、学年一のモテ男と暮らすことになるなんて。
男の子は嫌い。
モテる男はもっと嫌い。
なのに……。
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小山 花純(コヤマ カスミ)
中学時代のトラウマから極度の男嫌い。
ひょんなことから希夜の家にお世話になる。
×
須永 希夜(スナガ キヨ)
学校一のクールなイケメン王子様。
花純にだけは普段とは違う一面を見せる。
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『慣らす手伝い、してもいいよ』
『おいで、小山さん』
彼のささやきに、なぜか逆らえなくて。
『小山さん、ホントはこういうことするの、すごく好きなんじゃない?』
普段はクールな彼の、甘い吐息に流されて。
『俺は、特別ってこと?』
もう、恋なんてしないと決めたのに。
『俺だって、小山さんにしかしないよ。こんなこと』
彼のとろけるような囁きは、止まることを知らない。
ケータイ小説 野いちご

書籍化作品
作品番号
1559960
最終更新日
2020/1/2
クール王子ととろける溺甘♡同居
雨乃めこ/著
ジャンル/恋愛(純愛)
275ページ 完
PV数/17,930,339・総文字数/114,280
あらすじを見る
男子が苦手な高2の花純。なのに、母親の都合で、同級生・希夜の家に居候することに!学校一のイケメンでポーカーフェイスの希夜だけど、花純にはなぜか優しい別の顔を見せる。男子が苦手な花純に「慣らす手伝い、してもいいよ」と甘く囁き、手に触れたりハグしたり。さらにはひとつのベッドで抱き合ったり。ふたりの距離は急速に縮まって…。ギャップ男子との甘々ラブにドキドキ!