黒矢さんのレビュー一覧
ちゃんと名前も、立派な考えもある犬。 愛情を持ってペットを飼っている方ならば共感できる部分も多いかと。 この話を読んだ後に自分のペットを見ると……何か語りかけてくるかもしれませんよ。
ペンギンを愛する人の、 ペンギンを愛する人による、ペンギンを愛する人のための作品。 モフっとして、コロっとして、フワフワっとした。 それでもどこか黒くて、なのにどこか純真で。 ああ、だから体毛が灰色なのか、と勝手に納得できる。 さあっ! モフれ!! 思う存分モフモフするが良いっ!!
二つの立場による重なるようで、決定的に異なる対比。 その絶妙な描写にページを捲る手がサクサク進みます。 この深い掘り下げは笑夜さんならでは。 短いページ数なのに、決して不足を感じさせない快作。 是非、読んでください。
普段、見慣れている画面の中で繰り広げられるやりとり。 欺瞞や独善に満ちた行動の数々。 「おいっ!」とツッコミを入れたくなるキャラクター。 細かいコダワリを楽しんでください。 最後に、この作品の本当の楽しみ方を。 『ツッコンだら負け』 そういうゲームとして、ぜひ2回目を楽しんでください。 画面毎に入れ替わる状況と、モラル的な間違い。 1回目はそこを楽しめば良いんじゃないですかね?
初めての気持ち。 タイトルに全てが込められています。 作品を書いた時の初めての気持ち。覚えていますか? 初めての気持ちがあれば……。 この作品を読んで、もう一度、あの純粋な初めての気持ちを。 ……思い出してみませんか?
携帯小説という世界を背景に、その表と裏で繰り広げられる恐怖の出来事。 きっと読んでいる内に、『どこまでが現実でどこまでが作り話なのか』が分からなくなるでしょう。 読めば読むほど引き込まれ、気が付いた時には抜け出せなくなっている……はず。 しかし、携帯小説の作者の側としては、ここに書かれていることが全て現実ではないことを祈りながら、それでも読んでおくべきであるこの作品をお薦めします。 読まないと損かもよ。
ニヤリとさせられ、「ほお」と感心させられ、驚かされ、引き込まれる。 それだけ多数の感情が詰め込まれた短編がなぜか、どこかしら統一感を持つ。 それはきっと、この短編集の作品全ての根っこ部分に『闇』が詰まっているからだ。 この作品を読んで、アナタが共感を覚えるようになった時、きっと頭の中で『ゴトリッ!』という音が聞こえるだろう。 それが、アナタの脳髄が『常識』からずれた音だ。
ケレン味の無い、正統派な文章でキッチリと作品世界へと導いてくれます。 物語として、底にある甘さを堪能するためには苦味が必要となる。 本作は厳密に言えば『番外編』に当たるため、読む人によっては『物足りなさ』を感じるかもしれない。 作品を完全に堪能するためにも、 ■ロザリオとアイアンメイデン ■DARK†WILDERNESS この2作品を合わせて読むことをお薦めしたい。 ファンタジーは苦手だ、という方に。 まずは偏見を取り除くためにこの作品を読んでみて欲しい。
抑えた描写に、高度なリアル感。 日常にあって、誰にでも起こり得る世界を覗き見ることが出来る作品です。 淡々と書かれているからこそ読み込んでしまう、そんな作品です。
ロボット好きの ロボット好きによる ロボット好きのための作品 作り込みにその熱い愛を感じます。 熱い魂に飢える全ての人へ!!
ちょっとちょっと! SFが好きなそこの貴方! ちょっと寄って行きませんか? 超能力を巡るクールなサスペンス。 痺れるような展開が貴方を待っています。
登場人物の全てに優しさが満ち溢れていて、読後はきっと心が温かくなること請け合いです。 不器用な二人の主人公たち、少しずつ心の距離が縮まっていく様子に少しずつ引き込まれていきます。 ホッとする恋愛小説を読みたい方はぜひ。