あの夏の菖蒲 ─あやめ─【短篇】

恋愛(その他)

笑夜/著
あの夏の菖蒲 ─あやめ─【短篇】
作品番号
108209
最終更新
2009/01/21
総文字数
3,852
ページ数
15ページ
ステータス
完結
PV数
1,854
いいね数
0

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記憶の引き出しにあった
瞼の奥の淡い青春。

再会は二人の記憶を
心のスクリーンに映す。


『ずっと見てたよ……』


その言葉を胸に交わす
小さな交差は、二人に
何を想わせるのだろう。



菖蒲【あやめ】

初夏、花茎の先に青紫色
または白色の花をつける
アヤメ科の多年草。
花はハナショウブに似る。
日当たりのよい草地に自生する。


目次

  • あの夏の菖蒲

この作品のレビュー

★★★★★
2008/07/14 16:52
投稿者: 菫顔 さん
大人になると言う事

時は必ず流れ、人は様々に歩んで行く 良かれ悪かれそれが時間の経過 ある程度人生経験のある年代なら、必ず持つ【あの頃】と【今】と【現実】 ふわっと感じさせるリアリティが強く共感を誘い、溜め息と一緒に少し振り返ってしまいたくなる たった15頁の中にある長い時間は、必ずせつなさを感じさせます

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★★★★★
2008/07/13 22:34
投稿者: 黒矢 さん
対比の妙

二つの立場による重なるようで、決定的に異なる対比。 その絶妙な描写にページを捲る手がサクサク進みます。 この深い掘り下げは笑夜さんならでは。 短いページ数なのに、決して不足を感じさせない快作。 是非、読んでください。

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★★★★★
2008/07/12 19:30
投稿者: 漆黒 さん
原風景

タイトル通り、一輪の花を思わせる作品。 誰しも 記憶のどこかにひっそりと埋めている そんな風景を思い出させてくれる作品です。 追憶とは人生の宝物… そう気づく年代の方に、特にお薦めします。

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この作品の感想ノート

レンズラ

こんな所にも……
いや、上げようと思った訳でなく、色々コピったりしてたら更新してしまったようで……

釣れてくれてありがとう。

一人称や三人称にこだわりというかセオリーをしらないのでこんな事になるだけなんす。

それにしてもベタ誉めに返す言葉がありません。

笑夜さん
2009/01/26 20:48

上に上がっていたので、逆らえずに再読


やっぱ、巧いなぁー。
なんなんでしょ、この運び。
なんでこんなに一人称が入れ替わっても、違和感なくスラスラと両方に感情が移入してしまう。

対を成すってか対比の妙ってか、巧いんだなぁー。

テーマはすれ違いなのに、文章はすれ違わずにがっちりと並行するんだよなぁ。

すべてにバランスが完璧!(久しぶりに読むと観る視点が変わって、更に染みるですねん)


あざしたっ

2009/01/24 17:26

レンズさん

何かすいません。いっぱい読んで貰って……

しかも素晴らしい誉め言葉。

彼等の人生の色々は、説明するより想像に頼っただけなんす。

無読想像小説と名付けました。

嘘です。


ヒーローの後とは、絶妙な……

笑夜さん
2008/08/12 14:45

この作品のひとこと感想

すべての感想数:5

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