月乃ミラさんのレビュー一覧
ある日、空いっぱいにルンバが攻めてきたらどうするだろう。うちの家、掃除してって……なんてことは言えるわけもなく。
ルンバと言うご陽気な響きに惑わされがちですが確実に地球は終わりの日を迎えようとしています。けれど一人の男子高生、ハルトがごみ捨て場で目にして何気に手に取ったあるものにより………
また後でいいや、とか
また明日でいいか、とか
また今度のときにでも、とか
それじゃぁ、駄目なんだなと。
地球が最後だからこそなんだけど
地球が最後じゃなくても
やっぱりだめなものはだめ
言葉にしなきゃ伝わらない
「ありがとう」って。
素敵な作品をありがとう。
読めて良かったです。
皆さんも是非。
決して許される関係ではないけれど
なぜかその愛には汚らわしさが感じられない
決して堂々と公言出来る訳ではないのに
なぜかその愛はとても尊く感じられる
結局、二人の思いは二人にしか
わからないのかもしれない
作中の彼女が言うように
それはまるでピザがどうして美味しいのかを
問うのと同じ
ただ、言えるのは
そこには確かな愛があった
そして彼女はそこにいたんだという事実
それは今も記憶の中に消えることなく
新緑の季節が来る度に心を
震わせるのかもしれない、この先もずっと。
これも一つの愛のカタチ
是非、一読ください。
この世の中に変えようのないものがあるとしたら、親と子もその一つだろう。親子の数だけその関係はあり、それは決して甘いばかりではなく。
ここに書かれている親子も然り。
決して甘くない。
なのに二人きりでお菓子博に行くという。
甘くない親と子が二人きりで見るお菓子博。
目的地到着まで終始、気不味い空気が漂うのではと懸念した車中での途切れない会話。
そこからこの旅の行方は決まっていたのかも。
作中の「わたし」の大嫌いな父親への思いが辿り着く場所が。特に後半から押し寄せる言いようのない思いに胸が熱くなりました。是非、一読ください。
素敵な作品でした。
オフィスラブは数々あれど、
課長とOL、つまりは男と女が
エレベーター閉じ込められる
密室系とくればもう恋に落ちるしか……
なのに?
ん?
壁ドンまででてくるのに?
どうしてだろう。
キュンじゃなくてギョッとしちゃう。
作中に中々の過激発言が出てくるものの
冷静にこの目線で最後まで書ききってるものって
中々ないなぁと感心しました。
物語の登場人物達がイキイキするのも
つまらない人物になるのもつまりは作者次第。
書くことって難しくもあるけれど
こうじゃなきゃいけないと
囚われなくていいんだなと
気づかせてくれました。
面白かったです。
是非、一読を。
なにかを求めている訳でもなく
なにかを諦めた訳でもなく
ただ、言いようのない思いを形にした時、
それは屋上での儀式
彼らがダイブした先に一瞬でも
希望の光は見えたのだろうか
彼らが再び立ち上がった時
その足はちゃんと地についていたのだろうか
幾年の月日が流れてもきっと答えは出ない
ただ、この季節が来るたびに
いつまでたっても抜けない棘のように
胸のどこかが痛む
チクリチクリとあのダイブで受けた痛みのように
記憶となってそれは決して色褪せることなく
残り続けるのだろう
青春の一コマを決して熱くなることもなく
淡々と描いてあるところに
とても好感を抱きました。
是非、一読を。
そこにある静寂とは裏腹に
内に秘められたる思いは
激しく「私」の心を揺らしていく
ただ、そうありたい
その思いを
その一筆にたくし
その人の筆にたくし
そして行き着いた先にはーーー
迷いなき心、一筋の光を
そこに見た気がしました
読んでいて思わず姿勢を正したくなるような
凛とした空気を感じます。
是非、一読を。
淡々と語られる中、
家族の在り方、思いやる気持ちが
どこまでも切なく
そして
限りなく愛情深く綴られています。
家族の形は時に増えたり減ったりと
変わることがあったとしても
その繋がりは決して変わらない。
きっとそこに食卓一つあれば
後は椅子を用意するだけ。
きっと大丈夫。
家族の人数が減ろうが
お互いを思いやる気持ちは決して減らない。
それはずっとずっと続くのだなと。
切なくも心温まるストーリーです。
是非。
【後転】
それは後ろ向きに回転すること。
マット運動が苦手な主人公は
完璧な後転を見せる事で合格と
体育教師に厳しい条件を突きつけられ…
一人体育館の隅にて自主練を
始める主人公。
回を重ねいつしか汗と涙とが
マットを濡らし…
この努力は報われるのか?
果たして見事合格を体育教師より
勝ち取れるのか?
結果やいかに!!
と言う熱い熱いスポ根ものではなくてですね。
読み終えますと硬いマットすら
ふんわり甘めのパンケーキのように
感じてしまうような
とても可愛い作品でした。
お薦めします。是非。
手抜きして何が悪い?
いや、悪くない。
そこに愛があればね、愛が。
口は悪いが味は良い!!←えっ
美味しいものがあれば酒もススム。
美味しいものがあれば家族が揃う。
美味しいものがあればみんな笑顔。
その笑顔がなによりもご馳走…
でもそれだけじゃあ、腹は膨れません。
読んで作って食べてそして笑って。
さぁ、何から作ろうか。
作者様のご家庭でのリアルレシピ。
簡単なのにあら、美味しそうじゃない?
是非、読んで作って食べてみてください。
お薦めします!
女子必見!
恋愛戦闘能力に自信ありと言えますか?
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巨大ウナギも見せて…これはいらんな。
とにかく、悩んでないで先ずは
ページを捲ってみてください。
戦闘能力は…置いといて
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それほどやっかいな関係はない。
ここにも一組。
ご飯を食べたり一緒に過ごすものの
決定打は一向に出ることなく
つかず離れずを保つ二人。
それなのにーーー
ほぼ、ぼっちクリスマスを
覚悟したイブの夜
奇跡は静かに起こり始めた。
ちょいちょい挟まれる
女の子の心の声に共感と
ちょっぴりコミカルさも感じ
楽しく読めました。
先ずは一読を、是非。
おいちゃんと5歳になる甥っ子くん。
甥っ子くんにとってママは大佐でおいちゃんである自分は甥っ子くんよりも更に下っ端の二等兵。
だから甥っ子くんの言う事は絶対なのだ。
そんな関係の二人にある暑い夏の日、突然それは起こった。そして二人の長い長い夏が始まったーーー
とてもファンタジックなストーリー展開になっていますが終始語られているおいちゃんと甥っ子くんの関係。そこにとても深い深い愛情を感じます。その瞬間、瞬間が大切で儚くて。子供はあっという間に成長します。けれどいくら姿形が互いに変わっていこうともその関係は簡単には変わらない。そう、どれほどの時が流れようともやはりおいちゃんは下っ端の二等兵。奇想天外なストーリーながらも心の奥深くを擽られるような思いを抱きながら読みました。是非、お薦めします。先ずは一読を。
単なる同居人として始めた二人の結婚。
時は流れこの度、家族が一人増え…
大切な宝物が増えると言うことは
時に新たな悩みも増えたりして…
出産経験のある方ならうんうんと頷き
まだまだこれからという人は
へぇ〜そうなんか、と。
ちょっとシリアスになりがちな展開も
どこか笑えるのは作者様ならではのセンスかと。
笑えてちょっぴり切なくてそして
最後はほっこりするような素敵な作品です。
単体でも十分楽しめますが、
まだの方は是非、シリーズの最初からどうぞ。
面白くて一気に読めますから。
是非、お薦めします。
10代の未熟な恋が丁寧に描かれてあります。
薄く透き通ったそれは、日が当たるとキラキラとして…
丁寧に扱わないと簡単に割れてしまう
まるでガラスで覆われたような恋。
一組の若い男女の初々しい恋をベースに
物語は進み、やがて一つの転機を迎えます。
丁寧にけれど淡々と綴られていく言葉のトリックに
いつの間にかーーー
是非、読んで確かめてください。
お薦めします。
時には映画のように
どこか遠くへ逃走したって。
時には映画のように
スリルを共有しあったって。
時には映画のように
ただ笑い合いハグしてキスして。
大人だって時にはこんな風に
ハメを外してはしゃぎたくなる時もある。
時には映画のようにーーー
ーーーメキシコに逃げようぜ!!
どこか、切なさと懐かしさを
覚えるようなそんな作品です。
作者様も表記されてる通り
これはフィクションです。
その上で是非、物語を堪能してください。
オススメします。
女の子なら誰でも一度は夢見るはず
ーーーシンデレラになりたいの
そんな願いを密かに持つ
顔はいいけどおバカな女子がここにも。
けれど、頭のいいヲタクで草食男子な彼が
彼女の願いを叶えてくれます。
シン、、、デレラ?
さぁ、好きなようにおやりなさい?
短い中にも擽られるポイントがたくさんあり
もちろん、キュンどころも忘れずに。
読み終えた後に清々しささえ
覚えるような大満足な作品です。
是非、現代のシンデレラストーリー
ご覧あれ。
誰しもがそうだった。
今が楽しくて
今が苦しくて
今が愛おしくて
未来はいつだってキラキラと
気付けば何時間も夢中で
取り留めもないお喋りをして…
そんな毎日を私もかつて過ごしていた。
忘れていた何かを思い出す。
私はちゃんと空を見上げているだろうか。
私もまだやれる事があるだろうか。
前を向き、この先の未来へ
思いを馳せる事が出来るだろうか。
秋空のような清々しさと
夏の終りを告げるような切なさが
淡々と描かれています。
なのに読後にとても熱い思いを感じさせてくれます。
先ずは一読を。是非。
京の都の陰陽師とくれば誰もが知る人、安倍晴明。
しかし物語の時は流れ孫の世代へ。清明の孫である章親(あきちか)が主となる話。
そしてやはり京の都には
いつだって鬼が出るーーー
漸く一人前の陰陽師となるべく
御霊(みたま)と呼ばれる一生の相棒を召喚する章親。
超草食癒し系男子の章親が
呼び寄せし御霊は鬼?蛇?それともーーー
いつだって穏やかでマイペースな章親の周りに
自然と集まる超絶個性的なメンバー。
ちょっぴりコメディチックな空気もありつつ
やはりメインは人喰い鬼退治。
しかしそこには世代を遡りし因縁が…
全体に渡り常に感じる不気味さ加減が
読んでいてもざわざわとさせ
けれどラストで一気に全てを爽快にしてくれます!
ちょっぴり頼りなげな新米陰陽師の
仲間とともに成長を遂げる姿にも注目です!
お薦めします、是非。
短く簡潔に、なのに心にちゃんと届いて元気を貰いました。当たり前の事だけど忘れがちな事。わかってるつもりでも意外と気付けていない事。
読めて良かったです。
是非、一読を。
これぞ、純愛。
子供の頃、事故で家族を失った青年の元に
恩返しをしたいとやってきたのは…スズメ?
ほのぼのとしつつも
時に切なく
そして、
どこまでもファンタジーに
物語は進みます。
恩返しに来たのは
本当に雀なのか?
それともーーー
切なさもいっぱいいっぱい
詰まってますがラストは
納得のHappy Endです。
いや、衝撃の、Happy End。
是非、読んで確かめてください。
スズメの恩返しとはどんなものなのか。
お薦めします。