りりあさんの作品一覧

高嶺の和装紳士は、私の前だけで牙を剥く。〜「お前がいないと、一文字も書けない」天才書道家の危険な共依存〜
りりあ/著

総文字数/1,662

恋愛(キケン・ダーク・不良)1ページ

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世界中で私だけが知っている、高嶺の御曹司の最悪で最高にメロい裏の顔。 テレビの画面の向こう、美しい和装を完璧に纏い、誰にでも物腰柔らかく微笑む青年。 烏丸 漣(からすま れん)、20歳。 由緒正しき家柄の御曹司であり、世界が注目する若き天才書道家だ。 世間は彼を『現代に現れた高嶺の和装紳士』と呼び、熱狂している。 ――だけど。 「……おい。いつまでそのアホ面で画面見てんだよ。さっさとこっち来て、墨すれよ」 アトリエの扉が閉まり、二人きりになった瞬間、完璧な紳士の仮面は剥ぎ取られる。 ルーズにはだけた着物の胸元、気怠げでダウナーな視線。 彼にとって私は、烏丸家に仕えるただの同い年の家政婦――のはずだった。 「お前が俺を見てないと、一文字も書けなくなるって言っただろ」 重すぎるプレッシャーのせいで、私の前でしかまともに息ができない漣。 世界中を魅了するその右手は、私にすがる時だけ、嘘みたいに激しく震えている。 冷徹なワルいお兄さんの顔で強引に私を組み敷き、嫉妬と歪んだ独占欲をぶつけてくるくせに、 その瞳はどこか飢えた獣のように私を乞うていて――。 「お前は俺の道具。俺の共犯者。……だから、一生俺のそばで溺れてろ」 早く嫌われてこのお屋敷を出ていきたいのに、 底なしの執着と、キケンな共依存の罠から、もう逃げ出せない。 台本(シナリオ)通りのクズ役で終わるはずだった私の日常は、 彼の手によって、甘く狂ったノイズに塗りつぶされていく――。 ――嫌われたい私と、私なしでは生きられない彼。 嘘と本音が交差する、キケンでダークな溺愛主従ラブストーリー、開幕。
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