藤白紫貴さんの作品一覧

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――昔両思いだった彼と、こんなところでまた会うなんて。 10年前、美波(みなみ)は急性虫垂炎で入院中、翔に出会う。 当時19歳だった翔(しょう)はサッカー選手として将来を嘱望されていたが、交通事故で失明。手術が成功して見えるようになっても選手生命は絶望的とのこと。 破れかぶれになっていた翔を見てられなかった美波は、偽名を名乗ってその綺麗な声で彼を励まし、次第に翔は顔も知らないまま美波に惹かれるようになる。美波もまた翔を好きになっていた。 やがて美波に元気付けられて手術を受ける決意をした翔。だが、美波はその成功を見届けて翔の前から去った。 なぜなら美人で優秀な姉茉莉と比較され続け、自信がなかったからだ。綺麗な声だけはそっくりなのに、容姿も勉強も何もかもぱっとしない。 「翔君の目が見えるようになったら、可愛くないって幻滅される」 ところが25歳になって会社でヘッドハンティングされた翔と再会。翔は凄腕のエリートになっていた。 「俺はあの時立ち直らせてくれた彼女を探しているんだ。入江さんはその子の声によく似ている。あの彼女は入江さんなんじゃないか?」 止まっていた時と恋が今動き出す。 ところが美波と同じ声を持つ姉の茉莉が、仕事で関わることなり、更に翔に急接近してきて…!?
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ラーラは春の女神の子孫とされるエオストレ王国の第二王女。エオストレ王家には時折始祖である春の女神の先祖返りで、土地と植物を活性化させる異能を持つ王女が生まれることがあった。 ラーラの年子の姉姫クラウディアにはこの力があり、大層な美少女でもあったので、春の女神の生まれ変わりと讃えられ、家族にも溺愛されていた。 一方ラーラは力がほとんどなく、加えて地味な容姿だったため、「出がらし姫」と見下されてきた。家族に認められようと努力しても蔑まれるばかり。 そんな中北のフロスト帝国を統べる「氷の帝王」イザークと、クラウディアとの政略結婚の話が持ち上がる。イザークは冬の男神の子孫であり、冷酷で氷の魔法を操る皇帝。 クラウディアはイザークの恐ろしい噂を恐れ拒否。家族はラーラを「役立たずの身代わり」として氷の国へ送り込む。 イザークは氷の帝王と呼ばれるのに相応しく、銀髪碧眼の冴え冴えとした美貌の青年だった。当初は身代わりのラーラに冷たかった。 しかし、役に立とうと頑張るラーラを見ているうちに、次第にその態度が変わってきて…!?
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