「迷惑だからあたしに近づくなって言ってるだろ」
ムスッとした藍羅先輩に、
「えー、酷いなあ」
眉をハの字にして苦笑するデューク先輩。流石に藍羅先輩にここまで言われれば心もズタボロになるだろう。可哀想に。
しかし、この先輩ときたら、
「でも大好きだからどうしようもないんだよね」
あはは、と笑っているのだ。それも花が咲くような美しい笑顔で。少しも、否、全くダメージがない。先輩のあの酷い言葉攻めにも全然ダメージを受けていない。メンタルが強すぎるらしい。
このデューク先輩って、凄い人、なのかも。
「藍羅のそういうツンツンしたところも可愛いー!」
ギュッと抱き付いている。
「な、抱き付くな! 離れろ、気持ち悪い!」
先輩は叫んでいる。混乱状態なのかよく分からないが、暴言を吐いている。先輩が他人に対して暴言を吐いているところなど、初めて見た。
「えー、抱き心地がいいのにー」
「抱き枕扱いするな! て、てか、気持ち悪いこと言うな! 離れろ、この阿呆!バカ!」
「えー…?」
「潤んだ目でこっちを見るな馬鹿! 目に毒だ!」
デューク先輩が潤んだ目をしたせいで、クラスに残っていた男子学生もドタバタと倒れてしまった。うちのクラスは全滅だ(因みに乙葉もウサギも既に部活に行っているので、彼らは倒れていない)。
目の前で繰り広げられるのは、藍羅先輩に対するデューク先輩の可愛らしいイチャイチャ攻撃と、それに対する藍羅先輩の暴言の嵐。
本人たちはどう思っているのか分からないけれど、少し離れたところにいる私にはカップルにしか見えなかった。もうバカップルって呼んであげようか。
既にこの美しすぎるこの二人は、完全に周りを忘れて、二人の、二人きりの世界と化している。
先輩はこれを見せつけに来たのか? わざわざ? 彼氏ができましたよーって?
このリア充が!
「デューク! 貴方何してるの? 部活始まるわよ!」
遠くからこのイチャつく二人を呼ぶ声。姿ははっきり見えないけれど、キャラメル色の艶やかなセミロングの髪が揺れている。
デューク、と呼び捨てにしていたから、先輩なのだろうか。
しかし、こんな明るい髪色の先輩もいたとは初知りだ。
ムスッとした藍羅先輩に、
「えー、酷いなあ」
眉をハの字にして苦笑するデューク先輩。流石に藍羅先輩にここまで言われれば心もズタボロになるだろう。可哀想に。
しかし、この先輩ときたら、
「でも大好きだからどうしようもないんだよね」
あはは、と笑っているのだ。それも花が咲くような美しい笑顔で。少しも、否、全くダメージがない。先輩のあの酷い言葉攻めにも全然ダメージを受けていない。メンタルが強すぎるらしい。
このデューク先輩って、凄い人、なのかも。
「藍羅のそういうツンツンしたところも可愛いー!」
ギュッと抱き付いている。
「な、抱き付くな! 離れろ、気持ち悪い!」
先輩は叫んでいる。混乱状態なのかよく分からないが、暴言を吐いている。先輩が他人に対して暴言を吐いているところなど、初めて見た。
「えー、抱き心地がいいのにー」
「抱き枕扱いするな! て、てか、気持ち悪いこと言うな! 離れろ、この阿呆!バカ!」
「えー…?」
「潤んだ目でこっちを見るな馬鹿! 目に毒だ!」
デューク先輩が潤んだ目をしたせいで、クラスに残っていた男子学生もドタバタと倒れてしまった。うちのクラスは全滅だ(因みに乙葉もウサギも既に部活に行っているので、彼らは倒れていない)。
目の前で繰り広げられるのは、藍羅先輩に対するデューク先輩の可愛らしいイチャイチャ攻撃と、それに対する藍羅先輩の暴言の嵐。
本人たちはどう思っているのか分からないけれど、少し離れたところにいる私にはカップルにしか見えなかった。もうバカップルって呼んであげようか。
既にこの美しすぎるこの二人は、完全に周りを忘れて、二人の、二人きりの世界と化している。
先輩はこれを見せつけに来たのか? わざわざ? 彼氏ができましたよーって?
このリア充が!
「デューク! 貴方何してるの? 部活始まるわよ!」
遠くからこのイチャつく二人を呼ぶ声。姿ははっきり見えないけれど、キャラメル色の艶やかなセミロングの髪が揺れている。
デューク、と呼び捨てにしていたから、先輩なのだろうか。
しかし、こんな明るい髪色の先輩もいたとは初知りだ。


