しかし、次の瞬間に聞こえてきた藍羅先輩の言葉に、私は驚きを隠せなかった。
「なぜ謝るんだ?お前は本当のことを言っただけなのに、あたしが怒るわけないだろ?それに、嬉しかった。」
「え…?」
思わず顔を上げると、先輩は微笑んでいた。女神の微笑み。そう思った。
「月子が本当のことをちゃんと言ってくれて嬉しかった。その方があたしの、あたし達の音楽がより発展していくことに繋がるからな。変に褒められるより、よっぽど嬉しい。それに、指摘は的確だ。特に、15小節目のことなんて、あたしは気づかなかった。やはり伴奏に月子を選んで良かった。」
何て…何て、嬉しいことを言ってくれるんだろう。
「今までで、一番うれしい言葉です…」
私は思わず崩壊しそうになった涙腺に力を加え、何とか崩壊するのを防いだ。
先輩はどうしてここまで優しいのだろうか。
自分にはすごく厳しいくせに、他人にはこの上なく優しい。優しすぎるほどに。
素敵な方だと改めて思った。
「今までで一番って大袈裟だな。」
あははと笑う先輩は、早すぎて夕日とはまだ呼べない陽に照らされて神々しく輝いていた。
「さ、練習しなければいけない曲はまだまだあるんだ。早く歌おう。」
私は頷いた。練習再開だ。
「ふー、そろそろ終わろうか。」
先輩は腕を組み伸びをした。
「はい、そうしていただけると誠に嬉しいでございまするです。」
「なぜ謝るんだ?お前は本当のことを言っただけなのに、あたしが怒るわけないだろ?それに、嬉しかった。」
「え…?」
思わず顔を上げると、先輩は微笑んでいた。女神の微笑み。そう思った。
「月子が本当のことをちゃんと言ってくれて嬉しかった。その方があたしの、あたし達の音楽がより発展していくことに繋がるからな。変に褒められるより、よっぽど嬉しい。それに、指摘は的確だ。特に、15小節目のことなんて、あたしは気づかなかった。やはり伴奏に月子を選んで良かった。」
何て…何て、嬉しいことを言ってくれるんだろう。
「今までで、一番うれしい言葉です…」
私は思わず崩壊しそうになった涙腺に力を加え、何とか崩壊するのを防いだ。
先輩はどうしてここまで優しいのだろうか。
自分にはすごく厳しいくせに、他人にはこの上なく優しい。優しすぎるほどに。
素敵な方だと改めて思った。
「今までで一番って大袈裟だな。」
あははと笑う先輩は、早すぎて夕日とはまだ呼べない陽に照らされて神々しく輝いていた。
「さ、練習しなければいけない曲はまだまだあるんだ。早く歌おう。」
私は頷いた。練習再開だ。
「ふー、そろそろ終わろうか。」
先輩は腕を組み伸びをした。
「はい、そうしていただけると誠に嬉しいでございまするです。」


