自惚れじゃない。
勘違いでもない。
確実に、私は居なくなってほしくないと思われている。
私がウサギに対して、居なくなってほしくないと思うのと同じように、ウサギも私に対して居なくなってほしくないと思ってくれている。
そうじゃなかったら、私のことなんて助けに来ないはずだ。
いや、助けに来れないだろう。
きっと私が危険な目に合っていることを想像することすらできなかっただろうから。
『お前を助けるためなら俺はいつどこにでも参上してやるっつーの』
『お前の居場所なら分かんだよ』
『お前のことなら何だって分かんだよ』
そう言って不敵な笑みを浮かべたウサギを思い出す。
…居なくなってほしくないと思われているだけない。
私は、愛されている。
ウサギから、愛されている。
愛されているんだ。
それなのに、私は。
彼を傷つけてしまう。
こんなに、自分を愛してくれる人のことを。
それも、自分の意思で。
その事実に泣きそうになった。
顔を手で覆って俯いた私の震える背中をさする手の温かみを感じた。
「え…?」
顔を上げれば、その手は北斗先輩だった。
北斗先輩は無言、無表情のまま、背中をさすってくれている。
七星先輩は頭を撫でてくれた。慈悲深い表情を浮かべて。
二人の先輩の優しさに、また私の視界は滲んだ。
勘違いでもない。
確実に、私は居なくなってほしくないと思われている。
私がウサギに対して、居なくなってほしくないと思うのと同じように、ウサギも私に対して居なくなってほしくないと思ってくれている。
そうじゃなかったら、私のことなんて助けに来ないはずだ。
いや、助けに来れないだろう。
きっと私が危険な目に合っていることを想像することすらできなかっただろうから。
『お前を助けるためなら俺はいつどこにでも参上してやるっつーの』
『お前の居場所なら分かんだよ』
『お前のことなら何だって分かんだよ』
そう言って不敵な笑みを浮かべたウサギを思い出す。
…居なくなってほしくないと思われているだけない。
私は、愛されている。
ウサギから、愛されている。
愛されているんだ。
それなのに、私は。
彼を傷つけてしまう。
こんなに、自分を愛してくれる人のことを。
それも、自分の意思で。
その事実に泣きそうになった。
顔を手で覆って俯いた私の震える背中をさする手の温かみを感じた。
「え…?」
顔を上げれば、その手は北斗先輩だった。
北斗先輩は無言、無表情のまま、背中をさすってくれている。
七星先輩は頭を撫でてくれた。慈悲深い表情を浮かべて。
二人の先輩の優しさに、また私の視界は滲んだ。


