「そう。ウサギ君の気持ちは今は横に置いて、月子ちゃんの気持ちを考えるの。ウサギ君だって、それを望んでいるはずよ。それに、そこに月子ちゃんが求める答えがあるわ。
さぁ、月子ちゃんはどうしたいの?」
胸に手を当て、目を閉じる。
…私は、どうしたいの。
…私は。
「私は、ウサギを傷つけたくない、です」
傷つけたくない。
大切にしたい。
だってだって、大切な存在なんだ。
大好きな幼馴染なんだ。
だからそんな大切で大事な彼の、そんな悲しい顔なんて、見たくない。
させたくないの。
「そう。じゃあ、付き合うってことなのね?」
そう言った七星先輩に、私は首を横に振った。
「違います。それは、できません」
私の発言に、七星先輩が少し首を傾けた。
「だって、ウサギのことは好きだけど、そういう"好き"ではないんです。だから、そんな、そんな曖昧な気持ちで、ウサギと付き合うなんて、私にはできない。そんなの、ウサギに失礼だから……」
ウサギに失礼だし、何よりウサギを傷つけてしまう。
きっと、強く、深く。
「傷つけたくないんです、ウサギのこと。どんなことがあっても、私の大切な存在であることに変わりはないから」
すると七星先輩は、ほらね、と言って笑った。
「月子ちゃんの取るべき行動は月子ちゃんがいちばん知ってるでしょう? だからその通りに行動すればいいわ」
「でも、私には自信がありません。だってこの選択は間違いなのかもしれない。絶対、絶対ウサギを傷つけてしまう……」
想像してしまった。
ごめんと謝った時に見せるであろう、哀しく切ない、笑顔。
見ている人まで胸を痛めてしまうような、辛い笑顔を。
「月子ちゃんがウサギ君を傷つけたくないと思う気持ちはよく分かったわ。大切にしたいという気持ちもね。だけど、だからって付き合うことはできないんでしょう? そんな気持ちで付き合うのはウサギ君に失礼だと、そう思っているんでしょう?」
私はコクンと頷いた。
すると七星先輩は立ち上がった。
「じゃあ、大丈夫よ。信じればいいわ、その決断を。月子ちゃんが一生懸命考えた答えだもの、ウサギ君はきっと受け入れてくれるわ。だからそんなに心配することないわよ。ウサギ君はいい人だもの、きっと大丈夫。うまくいくわ」
そう言った七星先輩の笑顔は抜群に素敵だった。
さぁ、月子ちゃんはどうしたいの?」
胸に手を当て、目を閉じる。
…私は、どうしたいの。
…私は。
「私は、ウサギを傷つけたくない、です」
傷つけたくない。
大切にしたい。
だってだって、大切な存在なんだ。
大好きな幼馴染なんだ。
だからそんな大切で大事な彼の、そんな悲しい顔なんて、見たくない。
させたくないの。
「そう。じゃあ、付き合うってことなのね?」
そう言った七星先輩に、私は首を横に振った。
「違います。それは、できません」
私の発言に、七星先輩が少し首を傾けた。
「だって、ウサギのことは好きだけど、そういう"好き"ではないんです。だから、そんな、そんな曖昧な気持ちで、ウサギと付き合うなんて、私にはできない。そんなの、ウサギに失礼だから……」
ウサギに失礼だし、何よりウサギを傷つけてしまう。
きっと、強く、深く。
「傷つけたくないんです、ウサギのこと。どんなことがあっても、私の大切な存在であることに変わりはないから」
すると七星先輩は、ほらね、と言って笑った。
「月子ちゃんの取るべき行動は月子ちゃんがいちばん知ってるでしょう? だからその通りに行動すればいいわ」
「でも、私には自信がありません。だってこの選択は間違いなのかもしれない。絶対、絶対ウサギを傷つけてしまう……」
想像してしまった。
ごめんと謝った時に見せるであろう、哀しく切ない、笑顔。
見ている人まで胸を痛めてしまうような、辛い笑顔を。
「月子ちゃんがウサギ君を傷つけたくないと思う気持ちはよく分かったわ。大切にしたいという気持ちもね。だけど、だからって付き合うことはできないんでしょう? そんな気持ちで付き合うのはウサギ君に失礼だと、そう思っているんでしょう?」
私はコクンと頷いた。
すると七星先輩は立ち上がった。
「じゃあ、大丈夫よ。信じればいいわ、その決断を。月子ちゃんが一生懸命考えた答えだもの、ウサギ君はきっと受け入れてくれるわ。だからそんなに心配することないわよ。ウサギ君はいい人だもの、きっと大丈夫。うまくいくわ」
そう言った七星先輩の笑顔は抜群に素敵だった。


