「私と北斗は歌姫を還すためにここにいる。そして月子ちゃんたちは歌姫を還そうとしている。そう、私達は同じなのよ。だから私達はたった今、この瞬間から仲間ね!
あぁ、本当に良かった! 私、月子ちゃんと戦いたくなかったもの!」
そう言いながら七星先輩は強引に私の右手を奪うと、握手をした。
「改めてよろしくね、月子ちゃん!」
「い、いえ、こちらこそ!」
ふふ、と微笑む七星先輩が美しすぎて。
天使かと、錯覚した。
「これからもし竹取会が歌姫や月子ちゃんを狙うようなことがあれば、私達も一緒に戦うわ」
安心してね、だなんて、なんと心強いことを言ってくださるのだろう。
「い、いいんですか!?」
「もちろん。私達はもう仲間だもの」
その言葉に、北斗先輩は無表情なまま頷いている。
こんなに素敵なお二人と、仲間…!
そう思うと嬉しくて、ありがとうございます!と深々とお辞儀する。
「そんなに改まらなくたっていいのに」
笑い声が溢れた。
和やかな空気が流れだした中、七星先輩が言った。
「それはそうと、月子ちゃんこそどうしたのよ? 元気がないんじゃない?」
心当たりを思い出して、ドキンと心臓が跳ねた。
「そ、それは、徹夜の…」
「本当に?」
北斗先輩が鋭い視線で私を見た。
「違うでしょ。嘘、ついてる」
「な、何で、そ、そんなことなんて、あ、あるはず…」
ないじゃないですか、と言おうとした私を遮るように北斗先輩は言った。
「嘘、つかないで。目、泳いでる」
北斗先輩の鋭い指摘に、う、と言葉が詰まった。
「なんだか深刻そうね」
どうしたの、と七星先輩が問いかける。
訪れた沈黙の中、重たい口を開いて出てきた言の葉は。
「どうすれば、いいですか…」
自分でも情けないほどに掠れた、頼りない小さな声だった。
あぁ、本当に良かった! 私、月子ちゃんと戦いたくなかったもの!」
そう言いながら七星先輩は強引に私の右手を奪うと、握手をした。
「改めてよろしくね、月子ちゃん!」
「い、いえ、こちらこそ!」
ふふ、と微笑む七星先輩が美しすぎて。
天使かと、錯覚した。
「これからもし竹取会が歌姫や月子ちゃんを狙うようなことがあれば、私達も一緒に戦うわ」
安心してね、だなんて、なんと心強いことを言ってくださるのだろう。
「い、いいんですか!?」
「もちろん。私達はもう仲間だもの」
その言葉に、北斗先輩は無表情なまま頷いている。
こんなに素敵なお二人と、仲間…!
そう思うと嬉しくて、ありがとうございます!と深々とお辞儀する。
「そんなに改まらなくたっていいのに」
笑い声が溢れた。
和やかな空気が流れだした中、七星先輩が言った。
「それはそうと、月子ちゃんこそどうしたのよ? 元気がないんじゃない?」
心当たりを思い出して、ドキンと心臓が跳ねた。
「そ、それは、徹夜の…」
「本当に?」
北斗先輩が鋭い視線で私を見た。
「違うでしょ。嘘、ついてる」
「な、何で、そ、そんなことなんて、あ、あるはず…」
ないじゃないですか、と言おうとした私を遮るように北斗先輩は言った。
「嘘、つかないで。目、泳いでる」
北斗先輩の鋭い指摘に、う、と言葉が詰まった。
「なんだか深刻そうね」
どうしたの、と七星先輩が問いかける。
訪れた沈黙の中、重たい口を開いて出てきた言の葉は。
「どうすれば、いいですか…」
自分でも情けないほどに掠れた、頼りない小さな声だった。


