いつの日か先輩が壊れてしまうというのはただの私の直感なので、夢で見たわけではないし、これという確証など何もないのだけれど、そんな嫌な予感が私の胸を鷲掴みにして離れてくれないのだ。
本当に起こりそうで怖い。
先輩は他人に興味を抱くことがまずない。私なんて特例中の特例だ。
友達も勿論いるのだろうけど少ないことは確かだ。
先輩は本当に、人に無関心だから。
だからいつか先輩が壊れてしまいそうになった時、誰が気付かなくても私が気づいて先輩のことをちゃんと救えたらいいなと思う。
そんなことをしなければならない日が永久に来ないことを願うけど。
そうこうしているうちに我が家が見えてきた。
カラフルな洋風建築の家々が密集する団地の先にある、和風建築の家。これが華原家でございます。
屋根瓦は漆黒、壁は白という、どこにでもありそうな家ではあるけれど、かなり大きい。自分で言うのもなんだけど、かなりの豪邸です…
けれど、私の家はどこかの会社の社長!だとか、大物政治家!というわけでもない、何の変哲もない普通の家庭です。お父さん、普通にサラリーマンだし。
いや、普通ではないか。
あっと、その辺についてはまた説明しますね。
私は門をくぐり、綺麗に整えられた前庭の横を通り、玄関へとたどり着いた。
「ただいま。」
玄関を開けると、そこには
「お帰り。遅かったねえ。」
私の尊敬してやまない、大好きなおばあちゃんがいた。
今日のおばあちゃんは、綺麗な菖蒲色の着物に花菖蒲が描かれていて、とても上品なものを着ている。帯は紫紺で同じ色の糸で細かく美しい刺繍が施されており、気品が漂うデザインとなっている。
そんな素敵な着物を完璧に着こなせるおばあちゃんに心から尊敬する。
「ごめんなさい、コンサートの後ちょっと館長さん達と話し込んでいたら時間が過ぎてしまって。」
正確にいうと、副館長さんが藍羅先輩に対してデレデレしていたのが原因だ。館長さんはそこまで、というか何も悪くない。
本当に起こりそうで怖い。
先輩は他人に興味を抱くことがまずない。私なんて特例中の特例だ。
友達も勿論いるのだろうけど少ないことは確かだ。
先輩は本当に、人に無関心だから。
だからいつか先輩が壊れてしまいそうになった時、誰が気付かなくても私が気づいて先輩のことをちゃんと救えたらいいなと思う。
そんなことをしなければならない日が永久に来ないことを願うけど。
そうこうしているうちに我が家が見えてきた。
カラフルな洋風建築の家々が密集する団地の先にある、和風建築の家。これが華原家でございます。
屋根瓦は漆黒、壁は白という、どこにでもありそうな家ではあるけれど、かなり大きい。自分で言うのもなんだけど、かなりの豪邸です…
けれど、私の家はどこかの会社の社長!だとか、大物政治家!というわけでもない、何の変哲もない普通の家庭です。お父さん、普通にサラリーマンだし。
いや、普通ではないか。
あっと、その辺についてはまた説明しますね。
私は門をくぐり、綺麗に整えられた前庭の横を通り、玄関へとたどり着いた。
「ただいま。」
玄関を開けると、そこには
「お帰り。遅かったねえ。」
私の尊敬してやまない、大好きなおばあちゃんがいた。
今日のおばあちゃんは、綺麗な菖蒲色の着物に花菖蒲が描かれていて、とても上品なものを着ている。帯は紫紺で同じ色の糸で細かく美しい刺繍が施されており、気品が漂うデザインとなっている。
そんな素敵な着物を完璧に着こなせるおばあちゃんに心から尊敬する。
「ごめんなさい、コンサートの後ちょっと館長さん達と話し込んでいたら時間が過ぎてしまって。」
正確にいうと、副館長さんが藍羅先輩に対してデレデレしていたのが原因だ。館長さんはそこまで、というか何も悪くない。


