北斗先輩と七星先輩は、ゆっくりと、まるでモデルでファッションショーのランウェイを歩いているように、街灯のオレンジの光を浴びながら歩いている。
ただ、北斗先輩の瓶底のようなレンズの眼鏡だけが、ファッションショーには程遠いけれど。
「その子たち、私達の後輩なのよね」
七星先輩は歩きながらそう言った。
「僕たちの後輩、殺す、許さない」
「そんなことをしたら、地獄を見せてあげるわ」
口元に笑みを浮かべている先輩方の表情は決して怒っているわけではないのに、なぜだか背筋に寒気を感じた。
男達も何も言わずに、焦るように拳銃を先輩方に向けている。
「それに、歌姫の話をするのに、私達抜きなんて駄目じゃない。私達も混ぜてくれなくちゃ」
その時、私の心臓がドクンと鳴った。
言いようのない焦燥感が体中を駆け巡る。
「な、七星先輩達も歌姫を知ってるんですか!?」
自分が思っている以上に大きい声が出てしまった。
まさか、まさか七星先輩達が知ってるなんて思わなかった。
私の学校で歌姫を知っているのは、私とウサギと乙葉だけだと思っていた。
だって今まで、そんな素振り見せたことなかったじゃないですか。
「えぇ、もちろんよ」
七星先輩はそう言ってウィンクした。
その妖艶なことと言ったらない。高校生かと突っ込みたくなるほど艶っぽかった。
人間離れしているその美しさも、魔法使いだからと言えばそれで済むことかもしれないけれど。
それでも、美しいことには変わりなかった。
「ど、どうして知っているんですか!?」
それが大きな謎だった。
歌姫なんて。まして天使なんて。
誰もが知っているわけではない。
そんなの迷信だとあざ笑う人だって大勢いるだろうに。
けれど、私が尋ねても微笑むだけで答えはくれない。
「あら、貴方達は銃なんて使うの?」
ちらちと男達を見た。
魅惑の紅が、妖艶に見つめる。
息を呑む音が、男達の方から聞こえた。
ただ、北斗先輩の瓶底のようなレンズの眼鏡だけが、ファッションショーには程遠いけれど。
「その子たち、私達の後輩なのよね」
七星先輩は歩きながらそう言った。
「僕たちの後輩、殺す、許さない」
「そんなことをしたら、地獄を見せてあげるわ」
口元に笑みを浮かべている先輩方の表情は決して怒っているわけではないのに、なぜだか背筋に寒気を感じた。
男達も何も言わずに、焦るように拳銃を先輩方に向けている。
「それに、歌姫の話をするのに、私達抜きなんて駄目じゃない。私達も混ぜてくれなくちゃ」
その時、私の心臓がドクンと鳴った。
言いようのない焦燥感が体中を駆け巡る。
「な、七星先輩達も歌姫を知ってるんですか!?」
自分が思っている以上に大きい声が出てしまった。
まさか、まさか七星先輩達が知ってるなんて思わなかった。
私の学校で歌姫を知っているのは、私とウサギと乙葉だけだと思っていた。
だって今まで、そんな素振り見せたことなかったじゃないですか。
「えぇ、もちろんよ」
七星先輩はそう言ってウィンクした。
その妖艶なことと言ったらない。高校生かと突っ込みたくなるほど艶っぽかった。
人間離れしているその美しさも、魔法使いだからと言えばそれで済むことかもしれないけれど。
それでも、美しいことには変わりなかった。
「ど、どうして知っているんですか!?」
それが大きな謎だった。
歌姫なんて。まして天使なんて。
誰もが知っているわけではない。
そんなの迷信だとあざ笑う人だって大勢いるだろうに。
けれど、私が尋ねても微笑むだけで答えはくれない。
「あら、貴方達は銃なんて使うの?」
ちらちと男達を見た。
魅惑の紅が、妖艶に見つめる。
息を呑む音が、男達の方から聞こえた。


