「で? 何?」
ギロっと睨みつける。
男達は何も言えなかった。
拳銃を真っ二つにしたウサギが、
男を睨みつけるウサギが、
いつもの私を馬鹿にしてくるウサギとはまるで別人で、これまた不思議な感じがした。
何だか、木の根っこにあった穴から不思議の世界に入り込んでしまったあの少女のような、そんな感覚が胸を渦巻いている。
「そんなもんを人に向けるなんて危ねぇだろうが。殺す気だったのかよ」
いつもより低いウサギの声が、突き刺さるように男達に放たれる。
「そうだ。邪魔だったからなぁ…」
男が憎たらしそうに言った。
男の憎しみが籠った目が、私を捕えた。
まるで殺されるような殺気を感じて、どくん、と心臓が音を立てた。
心まで凍らされるような、そんな冷たい目だ。
その時、乙葉が私の手を強く握った。
ハッと乙葉を見ると優しい強い目で私を見ていた。
まるで、守るよと、1人じゃないよと、伝えるために。
そこから伝わる体温が、私の心を溶かす。
そうだ。私には味方がいる。
こんなにも頼りになる味方が。
「邪魔? こっちになんだかんだ言ってきて、尋ねてきたお前らが、まさかこっちに向かって邪魔というなんてな。なんて迷惑な」
「邪魔になったんだ。お前らから聞こうと思っていた情報を得たからな」
男が顔をひきつらせて笑った。
ま、待って。
男達が知りたかった情報って……!
「歌姫が分かったのかよ!?」
ウサギが驚いたように声を上げた。
「あぁ、そうさ。だから、もうお前らからわざわざ聞く必要はなくなった。お前らは用済みなんだよ!」
そう言って男は下品に笑った。
竹取会が分かった、歌姫。
なのに、私は知らない。
たくさんのヒントはあるのに、繋がらない。
月読様の言葉が、まるで楽譜上で跳ねるスタッカートのように踊っていて、レガートに繋がらないんだ。
断片的な情報が、カケラとなって私の心を舞っている。
「殺そうとしたのは……口封じってわけか」
苦い顔でウサギが呟いた。
「当たり前だ。俺らの正体を知ったのに生きていられると思うな!」
男は笑っていた。
笑う意味は分からないのだけど。
ギロっと睨みつける。
男達は何も言えなかった。
拳銃を真っ二つにしたウサギが、
男を睨みつけるウサギが、
いつもの私を馬鹿にしてくるウサギとはまるで別人で、これまた不思議な感じがした。
何だか、木の根っこにあった穴から不思議の世界に入り込んでしまったあの少女のような、そんな感覚が胸を渦巻いている。
「そんなもんを人に向けるなんて危ねぇだろうが。殺す気だったのかよ」
いつもより低いウサギの声が、突き刺さるように男達に放たれる。
「そうだ。邪魔だったからなぁ…」
男が憎たらしそうに言った。
男の憎しみが籠った目が、私を捕えた。
まるで殺されるような殺気を感じて、どくん、と心臓が音を立てた。
心まで凍らされるような、そんな冷たい目だ。
その時、乙葉が私の手を強く握った。
ハッと乙葉を見ると優しい強い目で私を見ていた。
まるで、守るよと、1人じゃないよと、伝えるために。
そこから伝わる体温が、私の心を溶かす。
そうだ。私には味方がいる。
こんなにも頼りになる味方が。
「邪魔? こっちになんだかんだ言ってきて、尋ねてきたお前らが、まさかこっちに向かって邪魔というなんてな。なんて迷惑な」
「邪魔になったんだ。お前らから聞こうと思っていた情報を得たからな」
男が顔をひきつらせて笑った。
ま、待って。
男達が知りたかった情報って……!
「歌姫が分かったのかよ!?」
ウサギが驚いたように声を上げた。
「あぁ、そうさ。だから、もうお前らからわざわざ聞く必要はなくなった。お前らは用済みなんだよ!」
そう言って男は下品に笑った。
竹取会が分かった、歌姫。
なのに、私は知らない。
たくさんのヒントはあるのに、繋がらない。
月読様の言葉が、まるで楽譜上で跳ねるスタッカートのように踊っていて、レガートに繋がらないんだ。
断片的な情報が、カケラとなって私の心を舞っている。
「殺そうとしたのは……口封じってわけか」
苦い顔でウサギが呟いた。
「当たり前だ。俺らの正体を知ったのに生きていられると思うな!」
男は笑っていた。
笑う意味は分からないのだけど。


