「おはよー、ウサギー」
クラスメイトの声がして、
「はよ」
ウサギが教室に入ってきた。
デューク先輩並の、爽やかな笑顔で。
その笑顔を見た時、どきりと跳ねた心臓は無視する。こんなのは、そう、気のせいだ。
するとウサギは私を見つけて、真顔になった。 プルプルと震える指で、私を指す。
「なんでいんだよ、あの馬鹿月子が……!」
ドキドキなんて甘いものは一気に冷めて、フツフツと怒りが湧き出てくる。
「学校があるからに決まってるじゃないの。何驚いてんのよ、この阿呆ウサギ!」
「阿呆はお前だろ。この遅刻魔!」
ウサギはからかうように言った。ニヤニヤとした気持ち悪い笑顔を浮かべている。
こんなやつのために私は毎日睡眠時間を奪われているのかと思うと、イライラすることこの上ない。
「なんだってー!?」
私は拳を強く握った。
すると横から、
「はいはい、その辺にしなよー?」
毎度おなじみ、乙葉の仲裁が入る。
「おはよう、乙葉」
「おはよー、ウサギー」
二人はにこっと微笑みあって、それはそれは美しくも爽やかな朝の挨拶をしている。まるで青春ドラマのようだ。
って、何なの、これ! 乙葉と私じゃ、扱いに差がありすぎるでしょ!
いくら乙葉が可愛いからって、そんなの酷過ぎる!
「月子も落ち着きなよー。たかがウサギに言われただけじゃないー」
「だって、乙葉ー!」
ウサギがむかつくもん!と乙葉に反論しようとしても、
「はいはい、落ち着いて落ち着いてー」
このふんわり笑顔の前には何だって無力だ。
「落ち着くとかの問題じゃないよー」
私は辛うじて反論した。
そこで担任の先生が入ってきて、朝のホームルームが始まった。
ウサギのいつも通りの対応が、私にはありがたかった。
昨日のことは特に何の意味もないことだと、ただの言葉の綾のようなものだと、そう思えるから。
クラスメイトの声がして、
「はよ」
ウサギが教室に入ってきた。
デューク先輩並の、爽やかな笑顔で。
その笑顔を見た時、どきりと跳ねた心臓は無視する。こんなのは、そう、気のせいだ。
するとウサギは私を見つけて、真顔になった。 プルプルと震える指で、私を指す。
「なんでいんだよ、あの馬鹿月子が……!」
ドキドキなんて甘いものは一気に冷めて、フツフツと怒りが湧き出てくる。
「学校があるからに決まってるじゃないの。何驚いてんのよ、この阿呆ウサギ!」
「阿呆はお前だろ。この遅刻魔!」
ウサギはからかうように言った。ニヤニヤとした気持ち悪い笑顔を浮かべている。
こんなやつのために私は毎日睡眠時間を奪われているのかと思うと、イライラすることこの上ない。
「なんだってー!?」
私は拳を強く握った。
すると横から、
「はいはい、その辺にしなよー?」
毎度おなじみ、乙葉の仲裁が入る。
「おはよう、乙葉」
「おはよー、ウサギー」
二人はにこっと微笑みあって、それはそれは美しくも爽やかな朝の挨拶をしている。まるで青春ドラマのようだ。
って、何なの、これ! 乙葉と私じゃ、扱いに差がありすぎるでしょ!
いくら乙葉が可愛いからって、そんなの酷過ぎる!
「月子も落ち着きなよー。たかがウサギに言われただけじゃないー」
「だって、乙葉ー!」
ウサギがむかつくもん!と乙葉に反論しようとしても、
「はいはい、落ち着いて落ち着いてー」
このふんわり笑顔の前には何だって無力だ。
「落ち着くとかの問題じゃないよー」
私は辛うじて反論した。
そこで担任の先生が入ってきて、朝のホームルームが始まった。
ウサギのいつも通りの対応が、私にはありがたかった。
昨日のことは特に何の意味もないことだと、ただの言葉の綾のようなものだと、そう思えるから。


