「て、てか、は、離れろ!」
藍羅先輩の声がしてハッと顔をあげると、藍羅先輩はデューク先輩に抱きしめられたまま茹で蛸ような真っ赤な顔をしていた。このまま湯気でもでそうだ。
「えー?」
先輩は眉を下げて寂しそうな、まるで子犬のような顔をした。耳までしょんぼりしている幻覚が見えた気がした。
「ざ、残念がるな、寂しがるな!」
先輩のツンツンも混乱のためか、いつもよりは鈍かった。藍羅先輩って分かりやすい。
「折角藍羅とイチャイチャできると思ったのにー…」
「しないっつーの! 残念がるな!」
えー、と文句を言いつつも先輩を解放し手だけは繋いだままだった。
もうどこからどう見てもバカップルのイチャイチャにしか見えない。
「さ、帰ろうか」
先輩はにこやかにそう言って歩き始めた。
暫く歩くと藍羅先輩の住むアパートの前まで来た。
「あーあ、ここで藍羅とお別れなんだ…」
寂しいな、とデューク先輩は溜息をついた。
表情から本当に寂しそうなのが伝わってきて、さっきの恐ろしい先輩とはまるで別人だった。
「さ、寂しがるな! 馬鹿デューク!」
「あぁ、そっか、藍羅も寂しいんだね。俺だけじゃないんだね!」
「ち、ちち違うっつの!」
「同じ気持ちで嬉しいよ」
「い、いや、だから、ち、違うから! い、一緒にすんな!」
「照れなくてもいいんだよ? ちゃーんと分かっているからね」
「て、照れてないって! そして同じ気持ちじゃないんだってば!」
照れてない。そういう先輩の顔は真っ赤で本当に可愛かった。
「もう、先輩方ってバカップルですか…」
耐え切れなくなって呟いた。
「バ、いや、付き合ってないし! 月子まで変なことを言いだすなよ! こんなやつとカップルなんて御免だ!」
真っ赤な顔で全面否定をする藍羅先輩。
けれど見ているこっちとしてはもうバカップルにしか見えない。
「俺は藍羅とカップルだなんて大歓迎だけどね!」
ふふ、と美しく微笑んだデューク先輩。
やっぱりこのお方は藍羅先輩一筋らしい。
藍羅先輩の声がしてハッと顔をあげると、藍羅先輩はデューク先輩に抱きしめられたまま茹で蛸ような真っ赤な顔をしていた。このまま湯気でもでそうだ。
「えー?」
先輩は眉を下げて寂しそうな、まるで子犬のような顔をした。耳までしょんぼりしている幻覚が見えた気がした。
「ざ、残念がるな、寂しがるな!」
先輩のツンツンも混乱のためか、いつもよりは鈍かった。藍羅先輩って分かりやすい。
「折角藍羅とイチャイチャできると思ったのにー…」
「しないっつーの! 残念がるな!」
えー、と文句を言いつつも先輩を解放し手だけは繋いだままだった。
もうどこからどう見てもバカップルのイチャイチャにしか見えない。
「さ、帰ろうか」
先輩はにこやかにそう言って歩き始めた。
暫く歩くと藍羅先輩の住むアパートの前まで来た。
「あーあ、ここで藍羅とお別れなんだ…」
寂しいな、とデューク先輩は溜息をついた。
表情から本当に寂しそうなのが伝わってきて、さっきの恐ろしい先輩とはまるで別人だった。
「さ、寂しがるな! 馬鹿デューク!」
「あぁ、そっか、藍羅も寂しいんだね。俺だけじゃないんだね!」
「ち、ちち違うっつの!」
「同じ気持ちで嬉しいよ」
「い、いや、だから、ち、違うから! い、一緒にすんな!」
「照れなくてもいいんだよ? ちゃーんと分かっているからね」
「て、照れてないって! そして同じ気持ちじゃないんだってば!」
照れてない。そういう先輩の顔は真っ赤で本当に可愛かった。
「もう、先輩方ってバカップルですか…」
耐え切れなくなって呟いた。
「バ、いや、付き合ってないし! 月子まで変なことを言いだすなよ! こんなやつとカップルなんて御免だ!」
真っ赤な顔で全面否定をする藍羅先輩。
けれど見ているこっちとしてはもうバカップルにしか見えない。
「俺は藍羅とカップルだなんて大歓迎だけどね!」
ふふ、と美しく微笑んだデューク先輩。
やっぱりこのお方は藍羅先輩一筋らしい。


