急いで朝食を食べ終えると、私は部屋に駆け込み、タンスから急いで修行着を取り出した。
修行着は、白い道着に紺色の袴。ちょっとシックな巫女さんという感じ。やっぱり修行着なので控え目なのです。
あ、そうそう式服と呼ばれる私達の正装もあるんだけれど、それはちょうど神社の巫女さんのような感じ。白い道着に朱い袴の、かなり可愛らしい格好だ。
いや、"巫女さんのような感じ"ではないのか。これでも私は一応巫女だもんね。
と言っても、夢巫女としてはまだまだ一人前ではないのだけど。
っと、のんびりしている時間はない。
急いで修行着に着替え、急いで修行部屋へと走った。
私は走るのは嫌いだ、大嫌いだ。それだけではなく大の苦手なのだ。長距離の授業でも決して速い方ではない。普通だ、人並みなのだ。
それなのになぜ私は走るのだろう。なぜ走ることを強制されるのだろうか。
私は陸上部に所属しているわけでもない、ただの帰宅部なのに。それも、文化系帰宅部なのに!
「ま、にあった…!」
息を切らして部屋に駆け込めば、まだ約束の時間までは数分あった。
良かった、間に合った。
もし遅れていたりしたら、どんな目に合わされるだろう。想像しただけで寒気がする。一種の地獄絵図が脳裏に浮かんだ。
「走って移動するなんて、月子はみっともないねえ。」
奥の方からおばあちゃんの声が聞こえて振り返ると、そこには白の道着に紺の袴を身に纏ったおばあちゃん、もとい、暦様が正座してこちらを見ていた。
「すいません…」
おばあちゃんが30分で用意しろと言ったからじゃないか、だなんて口が裂けても反論できない。
「まぁ、時間には間に合ったから良しとするけれど。これからは夢巫女として恥のない、品のある行動をするように。」
「はい。」
ちょっと受け取れない部分もあるけれど、決して口にはしない。
そんなことを言っている暇など私にはない。暇ではない、資格はないのだ。
修行する上では、暦様が師匠で、私は弟子。
この部屋に踏み入れた時から、否、この修行着を身に纏ったときから、修業は始まっているのだから。
修行着は、白い道着に紺色の袴。ちょっとシックな巫女さんという感じ。やっぱり修行着なので控え目なのです。
あ、そうそう式服と呼ばれる私達の正装もあるんだけれど、それはちょうど神社の巫女さんのような感じ。白い道着に朱い袴の、かなり可愛らしい格好だ。
いや、"巫女さんのような感じ"ではないのか。これでも私は一応巫女だもんね。
と言っても、夢巫女としてはまだまだ一人前ではないのだけど。
っと、のんびりしている時間はない。
急いで修行着に着替え、急いで修行部屋へと走った。
私は走るのは嫌いだ、大嫌いだ。それだけではなく大の苦手なのだ。長距離の授業でも決して速い方ではない。普通だ、人並みなのだ。
それなのになぜ私は走るのだろう。なぜ走ることを強制されるのだろうか。
私は陸上部に所属しているわけでもない、ただの帰宅部なのに。それも、文化系帰宅部なのに!
「ま、にあった…!」
息を切らして部屋に駆け込めば、まだ約束の時間までは数分あった。
良かった、間に合った。
もし遅れていたりしたら、どんな目に合わされるだろう。想像しただけで寒気がする。一種の地獄絵図が脳裏に浮かんだ。
「走って移動するなんて、月子はみっともないねえ。」
奥の方からおばあちゃんの声が聞こえて振り返ると、そこには白の道着に紺の袴を身に纏ったおばあちゃん、もとい、暦様が正座してこちらを見ていた。
「すいません…」
おばあちゃんが30分で用意しろと言ったからじゃないか、だなんて口が裂けても反論できない。
「まぁ、時間には間に合ったから良しとするけれど。これからは夢巫女として恥のない、品のある行動をするように。」
「はい。」
ちょっと受け取れない部分もあるけれど、決して口にはしない。
そんなことを言っている暇など私にはない。暇ではない、資格はないのだ。
修行する上では、暦様が師匠で、私は弟子。
この部屋に踏み入れた時から、否、この修行着を身に纏ったときから、修業は始まっているのだから。


