ふと、歩いてると棗はあのお茶会の事を思い出した。 そういえばお茶会の日、遠山の相手をしている最中に小塚森が花に接近していたな。 なんなんだあいつは。 女好きというのは知っていたが、俺の花に手を出すのは許せない。 花はただでさえ小塚森みたいな積極的な奴には弱いんだ。 油断してると本当に取り返しのつかない事になるかもしれん。 ……そう考えるとあいつ家に入れたくねぇな。 まあもう約束したから仕方ないが。 …なるべく小塚森と花を二人きりにさせねぇようにするか。