黒愛−kuroai−

 


スカートの後は、ブレザーを切り、ブラウスまで切り始めたブタ子は本当に楽しそう。


新しい玩具を貰った子供みたいに、ワクワクしているのが伝わって来る。



他の3人もブタ子と同じ。

直接攻撃は嫌だとビビっていた癖に、今はギャハハと笑い、悪役を楽しみ出した。



私も楽しかった。

これからの展開を想像すると可笑しくて、4人と一緒に笑いたくなる。



でも、堪えた。

必死に笑いを抑え、震えながら涙を流す。




「お願い… もう…止めてよ…
…ううっ…」




「あ〜 黒田さんがやっと泣いた〜!」



そう言って喜ぶのは苺姫。

ブタ子はまだしつこくハサミを動かしながら、催促する。




「止めて欲しいなら、別れると言いな?」



「やだ」



「アハハッ 黒田さん根性あるよね〜

ねぇ双山さん、髪も切っちゃえば?」




夢キラリ☆の提案に、ブタ子はハサミを止めた。


顔前にハサミを持ち上げ、ニタリ笑う。



下着が見えるほど、ズタズタになった制服より、髪の方が切りがいあると思ったみたい。