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“放課後まで”柊也先輩に言わないで欲しいと頼むと、菜緒は溜息をつき、頷いた。
菜緒と2人、口数少なくお弁当を食べる。
視線を感じ、斜め前を見ると、ブタ子と目が合い、すぐに逸らされた。
今日のブタ子は元気がない。
いつもはニヤニヤしながら、“私イジメ”を楽しんでいるのに。
なぜと思う必要もなく、その理由は、クロアイからの最終メール。
きっと「どうしよう…」と迷っている。
クロアイの指示に従い、直接攻撃に参加するか、
それとも逃げて、クロアイの報復に怯えるのか。
放課後まで後数時間。
せいぜい悩めばいいヨ。


